3.12.2011

タワマンの弱点

スタッフからSOSコールが入ったら車を出すつもりで待機していたものの、結局会社に泊まる事にしたらしい。
まあ道も酷い渋滞だし、いつ激しい余震が襲うかもわからないし。
ビルの中にいれば取り敢えず安全は確保されるので、無理に家路を急ぐよりそれが正解かもしれない。

さて9階と12階にそれぞれオフィスが存在するわが社。
12階は先ほどのエントリの通りしっちゃかめっちゃか、だが9階はそれ程でもなかった。
本体がしなるように揺れる事でエネルギーを逃がす構造のビルは、当然ながら高層階に行く程揺れが酷くなる。
12階と9階でもこれだけの差が出るのだから、20階30階更にそれ以上のフロアは推して知るべし。
もんのすごい振れ幅が延々と続くことになるのだから。
さらに地震になるとエレベーターは止まるのだ。移動手段は非常階段しかない。
足の弱った年寄りが20階30階まで階段で辿り着けるだろうか(タワーマンションの23階に住む友人に連絡がついたが、部屋にモノが散乱しているのは勿論、23階まで階段で昇降するのにくたびれ果てたと。そりゃそうだ)。

立地と眺めが良好でしかも割安なのがタワマンの魅力だが、大きな地震に直面するとこういった住まいとしての決定的な弱点が露呈する。
構造体としての建物は平気でも、その中で激しくシェイクされる人や家具は堪ったもんじゃない。
しかし建物としては一戸建てより遥かに丈夫に強く作ってあるのもまた事実。
家選びに正解はない。


ああまた余震…
当面の間は重量物は下に降ろして置かなくては。

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