10.30.2016

どんなCM

先日ポストに入っていたペーパー。



23区南側では日常茶飯事のTVロケもこの町では相当に珍しい。
今回の撮影の舞台となる坂道も、これまでの映像作品として確認できるのは全力坂くらいで(それもAV女優版)。





車が走るシーン。とはいっても車のCMではないだろうが…
TVレス生活だとこういう時にオンエアで確かめることができないのが不便。
見かけた人は教えてください

10.16.2016

Like FARGO

映画を撮る兄弟といえばウォシャウスキー兄弟にコーエン兄弟。
そのコーエン兄弟の代表作は「ファーゴ」、アカデミー脚本賞を受賞した名作だ。
そのストーリーは余りに有名なのでここで多くを語らないが、一言で説明すれば「ボタンの掛け違いで破滅に至る物語」。
といっても決して恐ろしげな内容ではなく、登場人物のほんの些細な勘違いと行き違いから遂には身の破滅に至るまでが、雪のノースダコタを舞台に淡々と、寧ろユーモラスに描かれている。
この映画は非常によく出来ているので老若男女全てにお勧めできる。見て損はない、というか日常会話においても悪だくみをする様を指して『ダークサイドに堕ちた』と言い、割れた板の隙間から顔を覗かせる様を指して『シャイニングのような』と言うのと同じように、些細なミスや行き違いを挽回しようとして余計酷くなることをくり返しついには収拾がつかなくなる有り様を指して『ファーゴのような』と形容する事もよくあることなので、映画好きを自認される方なら一度は見ておくべし。是非に。

『ファーゴのような』の使用例をひとつ挙げると、例えば
PCを使っていると何故か突然Bluetooth対応キーボードが使えなくなり、本体のデバイスマネージャを確認したら何故かBTの表示が綺麗さっぱりなくなっており、あれこれ復旧を試みるも元に戻らず、BTドライバをダウンロードしてインストールしようにも途中でエラーになり、かくなる上はと腹をくくってWindows10にアップデートした本体Cドライブとその中身を全て諦めて購入時のWindows7リカバリディスクの再インストールを敢行するも何故か何回試みてもインストール途中で強制終了となり完遂できず、気がつけば今朝まで何不自由なく使えていたPCが今や起動すらままならなくなった鉄屑に成り果て、その様は正しく「ファーゴのような」と形容するにぴったりな状況であったということ。


エピローグ:
メーカー修理相場を確認したところ、修理代にもう何万円か上積みすればより高性能な現行モデルが手に入る程度であることが分かり、ここに至り我が家のEPSON君は着任僅か三年にしてあっさりと退役が決定。
別れは突然やってくるのは人に限ったことではない。しかし車といいPCといいこうも立て続けに大出費が相次ぐのは何かの呪いか。

10.06.2016

外れ続ける天気予報と廃車の足音

いやーへっぽこ天気予報にまたしてもやられた今晩のワークアウト。
降水確率20%をあてにして出発してまもなく降り始めた横殴りの雨は最後まで続き、パンツまでずぶ濡れになって帰宅して再度天気予報を確認しても変わらず「20%」のままなのには呆れるばかり。20%の地域で雨、というレトリックも行動範囲からして全く当てはまっていない。
最近あらゆる分野で日本の劣化が取り沙汰されているが、天気予報の確度の低下もそれに含まれるのではないか。先月は降雨がなかった日は僅かに2、3日しかなかったのだが、天気予報では10%だの20%だの外れ予報を連発。先月に限って言えば自分の勘の方がよっぽど当てになったほど。雨中のロードバイクほど危険な乗り物もない訳で、天気の読みも含め自分の身は自分で守らなくては。

ブレーキから異音がして修理が必要となっている四輪の方はと言えば、ショップで確認したところパーツ在庫なし、ブレーキをワンオフで製作することになりこれまた目玉が飛び出るほどの費用が必要となった。お蔭さまで家づくりはしばらく中断を余儀なくされる。
二輪も四輪もどれくらいの走行で寿命になるかという話題がしばしば起こるが、実際のところボディやフレームがガタガタになって実用に堪えなくなるという事はほぼなく、機械ものは消耗したパーツをきちんと交換していけば半永久的に持つといって過言ではない。実際、走行100万kmを越えてなお現役なタクシーや長距離トラックなんかザラにある。それよりもパーツ供給が途絶えて修理不能になり廃車を余儀なくされるケースが殆どで、すなわちパーツ供給が途絶えたときが乗り物の寿命といっていい。

その意味では、今月で納車から満17年を迎える自分の車も相当に厳しい状況にある。
極めて重要な保安部品であるブレーキのパーツがなく修理不能ということは本来はもうこの時点で廃車が確定している筈。実際のところ大抵の部品はメーカー純正品がなくてもワンオフ製作すれば何とかなるのだが、費用対効果として適切かといえば話は別。パテックフィリップが自社製品であればどんなに古くても必ず修理できると公言しているのは有名だが、彼らは足りないパーツをその場で作って間に合わせてしまうから決して誇張表現ではない。ただし下手をしたら本体代を上回るほどのパーツ製作費用がオーナーに請求される。なので前述の大見得は「金に糸目をつけぬなら」という但し書きがつく。
自動車も同じで、金に糸目をつけないならどんな修理だって出来る。あとはそれだけの金をかける価値があるか否かという判断の問題。今回の修理は何とか負担できる範囲に留まっているが、今後同様の事態が立て続けにおこるのであればいよいよ本格的に「乗り続けるか、止めるか」を検討する必要が生じるかもしれない。あまり考えたくはないものだが…やはりボーナスが出たら大型二輪免許を取りに行っといた方がよさそうだ。将来の万一の事態に備えて。