5.30.2014

家具の減築

電子化したり捨てたりして四段の本棚の一段分の本を整理した結果、最上段ががら空きに。
そうなったらなったで、ぽっかり空いた無駄な空間が気になってくる。もう少し小さな本棚で十分だよねと。
自分がお金持ちなら、誂えたところ
「いやー本を整理したんでね、またこれに合うサイズのを製作してくれたまえよフォッフォッフォッ」
などとブランデーグラス片手に余裕こいてオーダーするところだが、生憎そんな財力は持ち合わせていない。それに勿体無い。
しかし(今となっては)無駄に大きい棚で貴重な空間スペースをとられるのも、ダンシャラーとしては捨て置くわけにはいかない。
ではどうするか。
一段カットするしかないでしょう。

遠い波蘭の地を彷徨しながらそんな事を思いつくと、帰国した次の週末に早速実行に移す。
ディスクブレード買ってきて~
軍手嵌めてマスクして~
コンセント繋いでスイッチオン~


ドギューーーーーーーーーーーーーン
ギャッギャッギャッギャッギャッギャッギャッギャッ
ヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュイーーーーーーーーーーン


荒木飛呂彦風の轟音とともに猛烈に飛び散る火花に鉄粉、こりゃもう鉄工所だ鉄工所。
通報されかねない勢いだが、タイルをカットしたり床板を切ったりこれまでにも色々やっているので恐らくご近所にも免疫が出来ていて
「あいつまた何かやってらー」
くらいに見られてたのではないかと思う。

何とかカットを終えて断面を磨いて、鉄粉塗料を塗布したプラキャップを嵌めて無事終了。
「家具の高さを抑えると部屋が広く見える」という通説を身をもって実感。
もう一段カットして二段本棚に出来ればなおよし…いやそれは無理かな


窓枠に迫る元の高さに比べると

随分低くなった

切り離された四段目は捨てるのも勿体無いので実家に搬送、飾り台として第二の人生物生を

5.28.2014

6,000km突破そして残すはサドルのみ

テスタロッサ(赤い頭)と命名した我が通勤快速号の走行距離は、搭乗511回目の本日をもって6,000kmを突破。購入から2年と7ヶ月を要したが、まあ99%が通勤限定の用途であればこれくらいかかるのも仕方ない。
このままのペースでいけば、再来年の1月には走行1万kmを突破する見込み。それまでに通勤環境に変わりがなければの話だが。

なお軽量化は更に進み、スプロケット換装で-65g、ハンドルステム換装でー34g、ハンドルバー換装で-190gを追加してオリジナル比992g減、ほぼ1kgの軽量化を達成。どうでもいいっちゃあどうでもいい話だが、ただでさえ走る為に必要なパーツ以外は全て削ぎ落とされているロードバイクを更に1kg軽量化するのはそれなりに大変。コストもかかる。むしろ乗ってる本人がダイエットした方が遥かに話が早い。簡単で効果は絶大、コストがかかるどころか逆に食費が浮いて財布にも優しい。いい事づくめ。
しかし本人は軽量化するどころか逆に増量してしまっている始末で、軽量化の成果は全て帳消し。違うんだ太ったんじゃなくて筋量が増えたんだきっとそうなんだそうに違いない

上記三点の換装追加により、購入時オリジナルのままのパーツは本当にサドルのみとなってしまった※1。一般的に自転車をいじる場合はまずサドル交換から入るのが常なので、逆にサドルだけがオリジナルのままというのは珍しい。これを換えればあと100g程度は簡単に落とせるのは分かっているが、アンカーのサドルは出来がよく自分の尻にも合っているのでなかなか換える気にならないんだなあ。

シートポストに続きトムソンのX2ステムにカーボンハンドルバー。相変わらずの精緻な仕上がりにしびれる

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※1 もちろんフレームもオリジナルのままだが、フレームを換えたらそれはもう別の自転車になってしまうのでここでは含めない。

5.27.2014

こだわらないことにこだわる?

こだわってるように見えるのか。うーむ
実は「こだわり」という言葉は余り好きではない。というか、余りいい印象がない。
あくまで自分の印象だが、何か頑なで偏屈な感じがするのだ。視野が狭いというか、これと決め付けて他の選択肢をはなから受け入れないような。

オタの世界にはこの手の輩は結構多い。自分の嗜好のみを至上とし他を無下に否定して切り捨てる、悪い意味での「こだわりの人」。

FF?AT?ありえないっしょ。
国産スポーツ?ダサいっしょ。
ベルロス?ガワじゃん。
インター?エタポンじゃん。
ブレゲ?レマポンじゃん。
ランゲ?ゾンビじゃん。

みたいな。


それぞれいいところがあるのに、自分の好みに合わないというだけで十把ひとからげに否定してしまう。そういう視野狭窄(こだわり、とルビを振る)は実に愚かしい事だと思っていて、家を持つと決めた時からなるべくそういう状態に陥らないように心がけていた。出来るだけフラットな視線で選択肢を広く揃え、その中から自分に本当に合うのはどれかを考えて選ぶように。
だから初めはマンションも中古戸建ても建売も見に行ったし、土地選びの際も東西南北、山の手からド下町まで数多の物件に足を運んだ。床板は10種類近くの樹種のサンプルを取り寄せ、タイルも分厚いカタログを穴が開くほど眺め、内壁も…壁だけは漆喰と初めから決めていたが、やはり多くの色と種類を並べてみて良さげな一品を選んだ。

まあそういう感じで、なるべくこだわらないように気をつけていた。なので「こだわってるねえ」と言われる都度、反射的に「いや別にこだわってないよ」と否定していたのだが…それもこだわりだよと言われれば、結局は酔ってないと強弁する酔っ払いみたいなものなのか。うーむ難しい

5.26.2014

築四年のオープンハウス

なんだか尋常でなくフィーチャーされているような気がする今日この頃。

この家は諸事情により新築時のオープンハウスを行わなかったので、自分が住み始めて中古住宅となっても需要があるのであればオープンするのは吝かではない…と日頃から何となく思ってはいたが、その際は自分は姿を消してガイドはS氏に任せるのがいいだろうと思っていた。何故かと言えば、濃すぎるから。
完成したてで誰も住んでいない家は、言ってみればまだ誰の色も付いていないまっさらな状態。それに比べ人が住んで何年も経つ家は、良くも悪くもそこの住民の臭いがべっとりと染み付いてしまっている。
日々の生活の場であれば当たり前の事だが、さらさらとした新築オープンハウスとは比べ物にならないほど、濃い。言い方を変えれば、どぎつい。
オープンハウスは家を見てもらうのが目的であって、それ以外の余計なイメージを与えるのはあまり好ましくない。なので自分は姿を現さないほうがいいだろうと思ったのだ。夕方くらいになって戻ってきて『どうでしたかー』なんて聞ければいいかなと。

しかし今回のS氏の企画は「Talk&見学会/家の話をしましょう」。という事なので、この夢想はあえなく霧散する。そういうテーマであれば留守にする訳にもいかない。
ていうか本当に自分がいても大丈夫なのか。濃いぞー。背脂ギトギトだぞー。
『うわこいつありえねー』とか思われるのは別に構わないが、その印象が『うわこういう奴が住むような家ってありえねー』にまで飛び火しない保障はどこにもない。ていうか坊主憎けりゃ袈裟まで憎くなるのが世の常、そうなったらこれはもう立派な逆宣伝。私のことは嫌いでもLWHのことを嫌いにならないでくださいとか訴えておけばいいのか。知らんけど

別にこちとら喋りのプロじゃないし、前説も考えてなければS氏とネタ合わせもしている訳でもない。
ていうかS氏とはもう三年くらい会ってない。
タダならともかく、わざわざ参加費を払って来て頂く方に余り失礼があってはならない。とは思うものの、別に話すネタとか何にも浮かばないのには困った。特に主張がある訳でもないしなー。あ、朝日毎日雁屋哲は大嫌いです。いやそういう主張をしても仕方ないし。

そんなに大した話は出来ないと思いますが、聞かれた事には出来るだけ真面目に答えます。決してS氏と組んだステマではないので、ほーらほーら素晴らしいでしょーじゃーここにハンコ押してみようかーみたいな、変な利益誘導はしないのでその点だけはご安心を。 笑



5.21.2014

過猶不及

蛇の絵に足を書き添えた古人といい、「黒猫」の主人公といい、片山被告といい、やらんでもいい事をして自滅する輩は今昔を問わず後を絶たないものだなあと感心することしきり。
最後の事例では江の島で野良猫の首輪に仕込むなんて余計な事をしなければそもそも捕まる事すらなかった訳で、今回の件と合わせてもはや夜神月クラスのバカと言って差し支えないかと。それが人の性というものかも知れないと思うとなお興味深いが。

他人をバカ呼ばわりするお前はどうなんだと言われる前に白状してしまうと、自分にもそういったお調子者の側面は確かにあって、実は我が家にも蛇の足は存在する。

玄関タイル。

の、コーティング。

テッカテカ
このタイル、絶対本来のマットな風合いの方がこの家には合っていたと思う。
DIY成功に浮かれて、つい調子に乗って余計な事をしてしまった。

わざわざ剥離するのも面倒くさいのでそのまま使い続けること一年半、素人施工の悲しさで徐々に表面に施工したコーティングが剥がれつつある。
本来なら落胆するところだが、コーティングして失敗したと内心思っていた自分にとってはこの事態は望外の喜び。もっと剥げろ剥げろと念じつつ玄関掃除に勤しむ日々。


5.19.2014

Nine Headed Dragon's Waterfall

早くも夏の暑さが訪れた週末の都内を抜けて九頭龍の瀧へ、夕涼みに車を走らせる。
片道二時間のお手頃ドライブ

段差がきつい駐車場が二台分しかない九頭龍神社。ご神木は巨大なツイン檜
山奥なのに妙にけばけばしい龍がお出迎えゲボボボボボ

お手頃サイズの瀧は二段構え

ロケーションは東京都檜原村。都内抜けてないじゃん

5.18.2014

五年目の開花

植樹から四年を経過した我が家のシンボルツリー夏櫨の枝に初めて花がつく
実にささやかな。




夏のうちに櫨のような紅葉を見せるので夏櫨と名付けられてはいても、実際には櫨がウルシ科なのに対しこれはツツジ科スノキ属、すなわちブルーベリーの仲間。開花後には同じような実をつけるらしい。もちろん食用可。
どくだみに続く地産地消となるか。


5.12.2014

そういえば掲載済

R不動産toolboxといえば、昨夏に取付けて貰った壁の「ゾルボンヌ」印のトグルスイッチ。
その際に同行したカメラマンの撮った写真が導入事例ページ…ではなく取付交換サービスのページに載っている。一枚だけ我が家のものではない画像が、さてどれでしょう。五枚目に決まってるな
まあ漆喰の壁との相性はこんな感じ。すこぶる快調に今日も小気味いい音を響かせている。
マスプロ品にはマスプロ品の良さがあるのだが、留萌市の職人のハンドメイドによる逸品はマスプロ品に飽き足らない方の大人の家※1のアイテムとして検討の価値あり。

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※1 見た人に言わせれば、小さな子供のいる家には向かないらしい。頭に刺さるのか?

5.11.2014

Paint It Black (Make It Iron)

外構の何の変哲もない水栓を、


家に合わせて黒くする。



用いたのは塗るだけで鉄の質感が出るという、ドイッチュラント製のアイアン塗料
もともとロートアイアンの補修用に使うものらしい。おなじみのR不動産toolbox経由で入手



この塗料は水飴のように粘度が高く、塗りにくい事甚だしい。ペンキのようにすんなり塗る事は出来ないものの、塗りむらが却っていい塩梅に鋳鉄っぽい風合いになるので結果オーライな。



水栓一本の塗り作業はすぐに終了。
塗料も大量に余ったので、リトハウスに倣い
水道メータと水道バルブの蓋もこれで塗ってみる事にする。下塗りなしの手抜き作業一発勝負


見るからに軽くプラスチッキーな青い蓋が
なんだか絶対に足の上に落としたくない感じの物体に変身。まるで文鎮
前の状態と比較するとやっぱりこっちの方がいい感じ。しかしクリスマスローズ超元気だな


労力と得られる効果の関係では、塗り系DIYはかなりコスパ高い。おすすめ


5.06.2014

めざせビンテージ


毎年センスが刺さりまくりのブルータスの居住空間学、今年のテーマは「愛用する部屋」。
この特集は見るたびに敵わないなあと思わせられるのだが、今号もページを繰ればいい感じに使い込まれた部屋の数々、ああ実に羨ましい。

金さえ出せば誰でも手に入れられる新品の輝きは容易い。しかし古いものが出す艶や味は、何年もかけて手入れしながら使い込む事でしか得られない。
新品の輝きはすぐに褪せる。人もモノも家も必ず年を取り古くなる。いかに綺麗に使い込み、艶やかに古びさせる事が出来るか。完成から4年を経たこの家の課題でもある。

5.05.2014

春を食す

春の恒例行事となったどくだみ天ぷら
採取場所はもちろん我が家のどくだみ特区。旬の食材を地産地消




煮ても焼いても炒めても食べられないどくだみも揚げれば美味しく頂けるこの不思議。
恐らくは高熱と油が苦味と臭みを飛ばすのだろう。

そういえばこれを食べるようになってから花粉症が治った。一日でティッシュ一箱を軽く使うくらいの重度の花粉症だったのが、いつの間にやらほぼ完治。この春も殆ど症状は出ず。
果たしてどくだみ食が体質を変えたのか。少なくとも両者の時期は一致する。かといって自分の例だけで因果関係を断言するのも乱暴すぎるので(割ぽう着も持ってない)、他の花粉症の人で誰か追試してみてくれないかな。新鮮などくだみならどうぞどうぞ幾らでも持ってけ