9.28.2016

降水確率20%を体験する

尋常でなく雨ばかりの今月、天気予報で降水確率30%なら普通は降らないと考えていいが、今月に限っては降水確率30%はすなわち雨天を意味する。
この降水確率、例えば30%であれば「30%の確率で雨が降る」ではなくて「対象地域の30%のエリアで雨が降る」ことを意味するらしい。

それを体感したのが一昨日のワークアウト。事前にチェックした天気予報ではコースの地域の降水確率はおよそ20%、走り始めは雨が降っていなかったのだが進むうちに雨が降り初め路面はずぶ濡れ。
何だよ雨じゃないかよと文句を言いながら水飛沫を上げながら進むうちに雨が上がり、路面がすっかり乾いている状態に。やれやれと安心するも、また2kmも進むと雨天にずぶ濡れの路面。一体何なんだこれはと思っていると、またもカラカラに乾いたゾーンに突入。
このパターンが2-3㎞おきに繰り返された夜。後になって振り返ればそうかあの辺が「20%」のエリアだったんだな、と妙に納得。雨天の自転車ほど危ない乗り物もないので一度体験すれば十分だけど。

9.20.2016

愛とは決して後悔しないことというのは名訳だと思う

住宅購入で後悔している事ランキング、という記事が目に留まる。


後悔とはまた物騒な、ローンが返せなくなって財政破綻寸前とかその手の深刻な話が並ぶのかと思いつつランキング表に目をやると、えっ。


1位 駅までの距離が遠い
2位 買い物が不便
3位 駅周辺が栄えていない
4位 会社までの距離が遠い
5位 電車やバスなど公共交通機関が少ない

いや、こんなの知ってたでしょうが

幾らなんでもこんなことも調べずに家を買った訳ではあるまい、
「分かってはいたけど軽視していた、実際に暮らしてみて改めて実感した」
といことだろうか。
それにしたところで、それらの問題点を検討する時間と想像力くらいは誰にでもあった筈。
だって人生最大の買い物でしょう。
25年とか30年とか35年とかの超長期でローン組むんでしょう。
利息まで入れたら軽く八桁台後半、下手したら九桁に達する借金を、ほぼ一生かけて支払うんでしょう。
納車された新車に傷がついているのを「まっいいか」で済ますことはまずないのに、その十倍もの買い物の価値にかかわる問題をなぜ「まっいいか」レベルで片づけてしまえるのか。
豪快だ。岩鬼の大根切りホームランのように豪快だ。小心者の自分は若干引いております。

その他注文住宅部門の一位「事前に住まいのイメージをもっと入念に確認すればよかった」については一言でいえば広範囲にわたる煮詰め不足で、自分の体型も好みも把握しないでオーダーメイドに乗り出したって満足のいく服が仕立てられるわけないでしょうという話。想像力の大切さについて古くはジョンレノン、最近ではS氏が繰り返し説いているのは周知の通り。ローン残高などないと想像してごらん。その気になれば簡単なことさ。いや現実逃避はよくないよジョン。

エラソーにいうお前はどうなんだと言われる前に白状してしまうと、後悔していること、はさすがにない。
しかし後悔までいかなくてもああすりゃよかったこうすりゃよかったという点は幾つかあって、その中の最たるものは、予算オーバー対策の為に片流れ屋根を最大1m程度低くしたこと。容積が小さくなったことよりも天井が低くなったことで、ロフトの移動は四つ這いを余儀なくされるようになってしまった。
屋根を低くしたことがどの程度のコストカットになったのか分からないが、今にして思えば100万円や200万円の予算オーバーなら少し無理してでも高さはキープしておけば良かったなと。二足歩行を生業とするホモサピエンスには四つ這いはやはり不便だよ。


9.19.2016

Short trip Night trip

帰宅するとスタンドから自転車を下ろして夜道へ滑り込む。肌に纏わりつく空気が都心から郊外に徐々に変わりゆくのを感じながら、隣町の隣町の隣町のそのまた隣町を走り抜ける。
街灯とヘッドライトにぼんやり照らし出された道がどこまでも続くどことなく異世界のような空間を立ち止まることなく一気に走り抜け、帰路はまた徐々にいつもの日常に戻っていく。
この束の間の非日常感がナイトライディングの面白さ。なので同じコースを昼間走る気にはならない。映画のセットを後ろ側から見るような幻滅を味わいたくはないからだ。

教えてここは何処?練馬区の果てかしら?(Ⓒ松田聖子)

9.18.2016

10,000km突破

9月最初の週末を迎える前に三代目通勤快速号(旧)は走行1万kmを突破。
購入から4年と10か月、乗車801回目にしての大台突破は予定から八か月ばかり遅くなったものの、現在の用途であるワークアウトでの走行ペースは通勤快速の頃の二倍以上で推移している為、東京オリンピックの前には次の大台には余裕で到達しているだろう。とはいえ、それまでにまた生活環境ががらりと変わってそれどころではなくなっているかも知れないし、すっかり飽きてしまっているかもしれないが。

競技目的で鍛える訳でもなければ、ロードバイクに乗るようになっても何がどう変わるわけではない。特段四肢が太くなるわけでも筋肉量が増えるでもなく、目立って体脂肪が減少するでもなかった。
なので肥満体ならともかく、標準的な体型の人が健康増進を目的に自転車に乗るのにはあまり肯定的ではない。得るものに比較して事故のリスクが高すぎる※1からだ。まあ自分の場合は健康増進というよりも気分転換と「単に面白い」というのがサドルに跨る大きな理由。道を走って遠くに行くことが面白さの根源だから、逆にエアロバイクなぞ退屈すぎて全く乗る気にはならない。あれで満足できるならそれに越したことはないのだが。

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※1 その意味ではドライバーこそ一度は自転車に乗って車道を走ってみるべきだと思う。多くの自動車がいかに危険な運転をしているか身をもって思い知れば、少しは注意してハンドルを握るようになるだろう。

9.04.2016

祭りのあと

今年の縁日も無事終了し、窓の外では撤収作業の音が響き渡る。
毎年毎年変わりなく眼下に広がる縁日の屋台は平穏な日常の象徴。また来年~

準備も早いが片付けも早い。さすがプロ

例祭2016

9月初めは恒例の例祭と年に一度の縁日。
盆踊りがうるさいといわれては盆踊りをやめ、ラジオがうるさいといわれてはラジオ体操をやめ、拍子木がうるさいといわれては火の用心の巡回をやめ無味乾燥化が進むこのご時世。幸いなことに我が家周辺の住民にはオトナが多いらしく、怪しげな的屋の皆さんは今年も健在で狭いスペースに十数件の屋台を出し、終日賑やかな祭りBGMを流して賑わっている。
1階DKからはお馴染みの風景が…いや今年はウッドデッキの恩恵で随分と見やすいな。





枝打ち2016

8月最後の週末の朝、窓のすぐ外から聞こえる不審な物音で目を覚ます。
ロールクリーンを上げるとそこには、欅の枝打ちに励む植木屋さんの姿が。

命綱なし、命がけの枝打ちの図

余計なことを…と思うのは落ち葉の始末に頭を悩ますことのない第三者の無責任さ故。

とまれ、眼前いっぱいに広がる黄金色の欅の黄葉は今年もお預け。