3.28.2011

落下対策(電子レンジ)

こと地震に対しては、電子レンジはもっとも危険な家電かもしれない。

1.使用上、必ず高い位置に置かれている
2.重量バランスが悪い
3.非常に重い
4.例外なく角張っている

即ち転倒落下リスクが高く(1)(2)、
そして落下した時には間違いなく家に大ダメージを与える(3)(4)のが電子レンジ。

先日の地震で自分が一番心配したのも電子レンジの様子。
小ぶりな冷蔵庫の上に置いてある我が家の電子レンジが角から床に落下したら床に大穴が開く事は避けられず、そして修復にはリフォームレベルの大工事が必要となる事が容易に想像出来たからだ。
幸い無事だったものの、あの日以来床に降ろしたままの電子レンジ。
何もせずにただ元の位置に戻す気には到底なれない。


という事で電子レンジの落下防止対策。
これは冷蔵庫と結びつけ一体化する事で落下を防止する方式を採用。
重たい電子レンジを頭上に括り付けられる冷蔵庫は転倒リスクが跳ね上がるが、既に転倒防止策を講じているのでノープロブレム。それではレッツトライ。


背面に開いている穴を利用し、ここにワイヤーを通す事とする。


ここと

ここ


背面のビスを外してケースをぱかっと開き、ワイヤーを通す。


こんな感じ

分解するとメーカーの保証適用外となってしまうのでやるなら自己責任で。
2003年製でとうに保証の切れたこのレンジは煮ようが焼こうが関係ないが。

ワイヤーを通したらケースを元通りに被せて※1定位置に、即ち冷蔵庫の天板の上に戻す。
レンジ背面から伸びているワイヤーを冷蔵庫の左右背面の穴に通してロック。
ここでも、ワンタッチでロックを緩めてワイヤーを取り外すことの出来るリーズロックを使用。買い換えるときも簡単に外せる。




これで電子レンジは冷蔵庫と一体。使用した工具はプラスドライバー一本だけというお手軽な対策ではあるが、効果は十分。冷蔵庫がワイヤーをぶち切って倒れない限り、どれだけ揺れようとも電子レンジが床に穴をあける心配はない。


地震に際し最も凶悪な家電である電子レンジの対策が完了してようやく一安心。
ワイヤーは全て背面で取り回されているので、正面から見えるのは天井付近の壁から冷蔵庫の背面に伸びているワイヤー一本だけ。思ったほど見た目を損なっていないのも嬉しい誤算。


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※1 外すのは簡単だが嵌めるのに手間取るのがこのケース。上と左右に設けられた三箇所のスリットに同時に本体のフレームを嵌め込まなくてはならず、しかもスリットは浅い為、あちらを嵌めればこちらが外れるといった具合。一連の工事で一番時間がかかったのがこのケース嵌めだったりする。どんだけ不器用なのかと

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