6.19.2011

敷金・霊金その後

前回のエントリの物件は、あれから間もなく物件掲載自体が削除されてしまった(しかし画像は残っている…直リンでまだ見られる)。
ネットの力で瞬く間に全国区の注目物件となったあの賃貸平屋一戸建て、地元でも結構な騒ぎになったであろうことは想像に難くない。オーナーにはお気の毒ではある。

自分で書いておいてなんだが、きゃあきゃあ騒ぐのは余興としては楽しいが、理屈で考えれば霊だの魂だのは有り得ない話だ。
だって脳細胞が無いのに意識と人格が存在するなどありえないじゃないか。
ありのままを写すだけの画像に目に見えていないものが写るのっておかしいじゃないか。
そもそも無から有が生まれるのは熱力学第一法則に反するじゃないか。
ひところ流行った所謂スピリチュアルなんちゃらだとか霊視だとか、あんなのもみな人の弱みにつけこんだ詐欺的な金儲けとしか思えない。

とは言っても実際にこの物件に住めるのか、本当に何も気にせずに、例えば殺人事件のあった不動産物件を購入できるのか、あるいは夜中の墓地で墓石を蹴り倒せるのかといえば、敢えて進んでそのようなリスクを冒すつもりもない。信じない筈なのにリスクの存在は認めているところが我ながらおかしいと言うか自家撞着を感じるところなのだが、「いない筈だけど、いたら困るから止めておこう」というスタンスはやはり不可知論者的というか。要するに気味が悪いものは気味が悪いし、怖いものは怖いのだ。理屈じゃあない。


有り得ないことだが、もしこの家であの物件のように、クローゼットに潜む何者かを見つけたとしたら?

…いやクローゼットがないのでそもそも身を潜めることは出来ないだろうというのは置いておいて、人が建てた家に勝手に入り込む輩がいたとしたら、そんなもん有無を言わさずぶっ殺しますなあ。もう死んでるか。
自分がとりわけ猛々しい訳ではなくて、家を建てた者の心理としては誰しもこんなところだろう。多分。

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