6.05.2011

弱者ビジネス(3)

であれば、この契約書に記されている初回二万円、以降契約更新毎に二万円の「保証料」は何なのだ。
一体彼らは何を保証するというのだ。
全く分からない。

分からないので、取り合えず記載されているフリーダイヤルに電話してみる。


えー家賃保証サービスの契約の保証人となるよう頼まれているんですが、サービスの内容について教えて下さい。

「私共は家賃保証サービスと申しまして、入居者の方が家賃を滞納された場合に入居者の方に変わって大家様に家賃をお支払いする仕組みになっております」

そうですか分かりました。
で、この連帯保証人というのはどういう義務を負うんですか。

「入居者の方が家賃を滞納された場合に連絡させて頂く場合がございます」

連絡してどうするんですか。家賃滞納してます、と言うだけですか。
連帯保証人には家賃を請求するんじゃないんですか。

「えーそのようにさせて頂く場合もございます」

そうじゃない場合もあるんですか。
連帯保証人ですよね。こういう時に責任を負う為の保証人ではないんですか。

「いや、そういう事になりますね。」

はあ。
よく分からないので教えて欲しいんですが、
・まず家賃保証サービスの契約者である貸借人が家賃を滞納する。
・するとそちらの会社が貸借人に代わり家賃を大家に支払う。
・その為の「保証料」として幾らかの費用を賃貸人に請求する。
ここまで間違いないですか。

「はい間違いございません」

しかし、
・結局滞納した家賃はそちらから連帯保証人に請求する。
こういう理解でいいですか。
これ契約条項に書いてある事ですけど

「結構でございます」

はあ。
分からないのはそこなんですが、
だとしたらこの「保証料」というのは一体何なんですか。
だって何も保証してないですよね。連帯保証人から取り立てるんだから。
一体おたくさんは貸借人に何をどう保証して、どういうサービスを提供するという名目でこの費用を徴収しているんですか。
これを読むと、結局おたくを介さないで直接連帯保証人を立てた方が、
貸借人にしてみれば余計な費用がかからない分だけ得としか思えないんですが。

「あのーすみません、当社のご利用は不動産会社様の方が決められているので…」
「当社を介さずに直接連帯保証人を立てたいと言うのであれば、不動産会社様なり大家様なりにご相談して頂けますか。」

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