3.21.2012

以前のエントリで取り上げた「土の家」。
別のコンテンツを探して中華動画サイト※1をうろうろしている内に、ドリームハウスで放映された全編がアップロードされているのを偶然発見。
YouTubeでは完成編しかアップされていないので、全編を通して視聴するのは初めて。
遅ればせながら拝見。



見終わっての感想。


・2400個にもなる土レンガのブロックは全て手作り、しかも製造は職人の手によるものではなく専ら事務所スタッフや学生や施主夫婦その友達によるものだという。例えば男と女では体重も筋力も違う、型枠に詰めた土を上から圧する工程で掛けられる力もまるで違ってくるだろう(トルクレンチのように応力を一定に保つ仕掛けがあるようには見えない)。寄せ集めの人海戦術では慣れ不慣れで出来上がりにも大きな差が出るのでは。家を支える構造材なのに品質を均一に保てるのだろうか?

・焼き物と違って土ブロックは容易に土に戻る?それは風化劣化が早いということ?家に使って大丈夫?

・強度は東大でテストしてパスしたもののみ使用しているので安心というが、一個20kgにもなるブロック2400個全てを東大まで運んで行なったわけではあるまい。前述の理由から製造公差が大きいことが容易に予想される手作りブロックなのにランダムチェックで大丈夫?

・積んでる所…鉄筋がなくて積むだけで大丈夫なのかなあ。東日本大震災には耐えたらしいけど

・なぜブロック積みもスタッフが?なぜ鳶が「今や一人だけ」?みんな逃げた?それとも資金不足?


色々と気になるところがあるので少し掘り下げてみたところ、この件は一部でそれなりに物議を醸している事が分かった。



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※1 メジャーになるにしたがって著作権もののアップロードに厳しくなったYouTubeと違い、中華サイトは著作権なにそれ美味しいのって感じで堂々と全編をアップロードしているところが清々しくて好ましい。しかもやたら高画質(笑)

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