11.25.2010

繰り上げ返済のため保険も見直す

自分の肉体が頑健であるのをいい事に調子に乗った返済計画を立てているが、
かといって全くの無保険状態でいる程おめでたくはない。
突発的には何が起こるか分からないし、健康なつもりでいても案外砂の城であるかもしれない。まあ保険の一つくらい入っておくのが分別ぶった大人の常識と。

という事で10年前から医療保険に二つも加入していたのだが、繰り上げ返済計画に伴い日々の支出を見直す一環としてこれも仕分けの対象となる。
最近入院した友人が「古い保険は全く使えなかった」とこぼしていたのも気がかりなので、今年の年末調整の際に保障内容を改めて見直してみると…
なるほど、これは古い。

まず入院給付金が入院8日目以降しかカバーしていない。
10年前はこれで良かったのかもしれないが、ベッド数が慢性的に不足している今時の病院では余程の事がなければ長期入院など許されず、半ば強制的に退院させられる。したがって今時の医療保険は日帰り入院からカバーするのが当たり前だし、そうでなくては使えない。
また昨今流行の高度先進医療。当時はそういう単語すら存在していなかった位なので、これも当然保障の対象外。
等々、とにかく保障が古くさく、昨今の医療の趨勢に合っていない。
いざという時のための保険なのに、いざとなった時に使えないのでは大いに困る。
早速二件とも解約し最新の医療保険に乗り換える事に。

10年間加入して、結局役立ったのはレーシックの手術給付金5万円(×2)だけ。
払い続けた保険料と比較すれば完全に赤字だが、それは結果論。
寧ろ役立てる機会がなくて良かったと思うべきだろう。

メディカル系の保険は時勢に合わせて次々と新しい保障が追加されていくので、いつ解約しても惜しくないように掛け捨てタイプを選び、随時新しいのに乗り換えていくようにした方が良さそうだ。車と違って古いのを大切にキープし続けるのが善という訳でもない。

あとは年を考えてそろそろがん保険を本格的に検討することとする。年齢と罹患率を考えればそろそろ備えておくのが賢明かもしれない。
何しろがんはごまかしの効かない「死ぬ病気」だからあまり軽く見るわけにもいかない。
辛気臭い話だが、それがリアル。

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