1.05.2011

Gachot

新年早々の冬の表参道、
晴天に恵まれた今日は通り沿いの同潤会青山アパートでも布団や洗濯物の干し物が目立つ。
ようやく敗戦の混乱も落ち着きそろそろ主権を回復できそうな見通しに、冬枯れの中を行きかう人々の表情も明るい…





と、これは昭和27年の風景。
昨年の夏に江戸東京博物館で催された企画展「戦後東京の復興展」(だったか)で展示されていたパネルの一枚。

ようやく廃墟から街としての機能を取り戻したものの、高層ビルもなくずっとのどかであった当時の東京。

この写真に写っている住民を、あれから60年近くが経過した現在の表参道に立たせてみたら果たしてそこが表参道と分かるかどうか…分からないだろうな。というか日本とすら思わないかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿