1.21.2013

Null? 春? Hello!

玄関を塗るなら、墨色。
素人施工のムラも、汚れも劣化もヒビも目立たない。
玄関に貼るなら、定番は黒いマットな中判タイル。
上品でシック、淡色にも濃色にも合うし、まず外す事はない。
でもどちらもどこか気が乗らない。琴線に触れないというか。

何かヒントはないかと、キッチンのタイルを購入したサンワカンパニーのウェブサイトをぱらぱら見てみる。
相変わらずここの品揃えは凄い。取り揃えるタイルのバリエーションでは国内随一ではないかな。
幾つか眺めているうちに、新作タイルのなかなかに刺さる謳い文句が目に飛び込んできた。
アンティーク&ビンテージ感に溢れている木目調タイル」。
画像を見る限りでは、なかなか良さそう。いやかなり良さそう。

まずは現物を確かめに、晩秋の雨が降りしきる中を南青山のショールームへ出向いてみる。

ショールームは地下一階
目指すタイルは…あった。

「セラミカウッド」コットン(ホワイト)
「セラミカウッド」ダスト(グレー)
「ビンテージ感に溢れた」という看板に偽りはなし。新品でも使い込まれた古い木材のような表情を持つ見事なタイルを前に、久方ぶりに気分が盛り上がる。琴線に触れるどころか琴鳴りまくり。
ジャカジャカジャカジャカ。

サイズは45cmと60cmの二種類。小さいほうが施工の難易度は低いが、大きければその分目地が目立たず、より広々と見えるだろう。
一畳ほどしかない小さな玄関に不釣合いな60cm角の超大判タイルがどーん。見た目は古い木材。
これは面白いぞ。決めた、これ貼ろう。

色はベージュダークブラウングレーホワイトの四色。ベージュは家のカラーに合わない、一番人気のダークブラウンも床の色と被ってしまうので除外するとして、ホワイトとグレーのどちらにするか。ホワイトが一番違和感なく決まりそうだが、なぜかこの色だけ施釉とは思えないほど表面がざらついており、やはり汚れの染み付きが心配。グレーは比較的しっかり釉薬が乗っている上、表情もより古材らしい。最初から薄汚れた感じなら汚れも目立つまい。これにしよう。


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