素人施工のムラも、汚れも劣化もヒビも目立たない。
玄関に貼るなら、定番は黒いマットな中判タイル。
上品でシック、淡色にも濃色にも合うし、まず外す事はない。
でもどちらもどこか気が乗らない。琴線に触れないというか。
何かヒントはないかと、キッチンのタイルを購入したサンワカンパニーのウェブサイトをぱらぱら見てみる。
相変わらずここの品揃えは凄い。取り揃えるタイルのバリエーションでは国内随一ではないかな。
幾つか眺めているうちに、新作タイルのなかなかに刺さる謳い文句が目に飛び込んできた。
「アンティーク&ビンテージ感に溢れている木目調タイル」。
画像を見る限りでは、なかなか良さそう。いやかなり良さそう。
まずは現物を確かめに、晩秋の雨が降りしきる中を南青山のショールームへ出向いてみる。
ショールームは地下一階 |
「セラミカウッド」コットン(ホワイト) |
「セラミカウッド」ダスト(グレー) |
ジャカジャカジャカジャカ。
サイズは45cmと60cmの二種類。小さいほうが施工の難易度は低いが、大きければその分目地が目立たず、より広々と見えるだろう。
一畳ほどしかない小さな玄関に不釣合いな60cm角の超大判タイルがどーん。見た目は古い木材。
これは面白いぞ。決めた、これ貼ろう。
色はベージュ、ダークブラウン、グレーにホワイトの四色。ベージュは家のカラーに合わない、一番人気のダークブラウンも床の色と被ってしまうので除外するとして、ホワイトとグレーのどちらにするか。ホワイトが一番違和感なく決まりそうだが、なぜかこの色だけ施釉とは思えないほど表面がざらついており、やはり汚れの染み付きが心配。グレーは比較的しっかり釉薬が乗っている上、表情もより古材らしい。最初から薄汚れた感じなら汚れも目立つまい。これにしよう。
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