1.30.2013

工法を調べる

玄関に床タイルを貼るには…一般的にはバサモル工法。

砂とセメントを水を加えず混ぜたバサモルタル※1をまず下地として3cm-5cm厚で固く敷き詰め、水糸を張って水平を出す。
次にセメントノロ※2をバサモルの上に塗りつけてその上にタイルを並べ、割れないように注意しながらゴムハンマー等でよく叩き込む。
セメントノロが乾いて固着する前にタイル同士のxyz方向をそれぞれ調整して合わせる。
最後にタイルの間に目地モルタルを詰め、タイル表面についたモルタルを綺麗に拭き取って完成。

が正統的なやり方。
下地がある程度なれているのであれば、もっとシンプルに直接モルタルを盛って下地兼接着材としするやり方もあるが…

ボ、ボンドでよくない?

下地が出来ておらず不陸(水平に均されていない状態)であるなら確かにバサモルを用いた工法に如く事はないのだろうが、これから貼ろうという我が家の玄関は既にきっちりと出来上がっている状態。その上に貼るのだから、性能のいいボンドでもあればそれで何とかなるんじゃなかろうか。バサモルであまり厚みを出してしまうと既存のドアの高さと取り合いが難しくなるという事もある。

あくまで個人宅の玄関、ハードな使い方をされる訳でもないのでボンド貼っても剥がれたりはしないでしょー…との素人判断で床タイル用ボンドを探し、検討の末に床用でも使えると謳われているネオピタ99というボンドを用いる事とする。

一畳程度の玄関の為に床タイル用モルタルを袋買い※3するのも気が引けたし、何となくモルタルよりボンドの方が施工性が高そうな気がしたので敢えてボンドを選択した訳だが、実際やってみるとこれがあにはからんや、モルタルより遥かに扱いづらいボンドに四苦八苦。のちの施工不良にもつながる痛恨の選択ミスであった。


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※1 バサバサしてるからバサモルタル。そのまんま
※2 水を加えたセメント。これに砂も加えるとモルタルと呼ばれる
※3 20kgとか25kgとか。小分けでは売ってないのね

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