6.27.2017

排気ダクトをカラーで締める

カラー、すなわち襟。ハイカラはハイカラーで昔から高襟がお洒落と見なされていた証拠。であれば現代のお洒落さん代表はカールラガーフェルドか。ほとんどコルセットのようなあの高い襟のおかげで老いが顕著に現れる首元が隠れ、当年とって84歳の後期高齢者であることを見る者に感じさせない。

温野菜大好き


連想ゲームはともかく、カラーに粗を隠し全体を引き締めて見せる効果があるのは確か。
ということで、洗面所の照明を変えるのに合わせ排気管にカラーを嵌めて見た目を向上させる小細工DIY。

我が家のキッチンシンクは一階のほぼ中央に位置するため、換気扇から延びる排気管はDK隣の洗面所を貫通して外に通じている。今にして思えばきちんとスチールのダクトパイプを被せる指定にでもしておけば良かったのだが、ここが断熱材むき出しそのまんまであるため見た目がいまいちすっきりしないし、壁に漆喰を塗る際には壁との接合部の取り回しが余りよろしくない。

ビフォー。洗面所天井を通って外に通じる排気管だが両端の壁との取り回しがいまいち

円形のパイプ周囲を漆喰で綺麗に埋めるのはなかなか難しく、養生からはみ出て断熱材についた漆喰が事あるごとにポロポロ剥がれて落ちてくる。よく見ると漆喰のアルカリに侵されて断熱材の銀色の表面まで剥がれてしまっている。
これはいかにも見苦しいので、この両端にTカラーと呼ばれる接合金具を嵌めて見苦しい部分を隠す。


アフター。ビフォーとの違いはほぼ間違い探し


本体が断熱材むき出しなのはそのままだが、両端にカラーを嵌めただけで全体が引き締まって見えるようになった。
カラーの素材である無骨な亜鉛めっき鋼板はインダストリアルテイストの照明との相性もいい。最近のインテリアの流行は銅や真鍮素材でFELIXにも魅力的な真鍮の照明は数多くあったのだが、組み合わせを考えて色のないキャストアルミ素材を選んだのは正解。


照明はキャストアルミ、Tカラーは亜鉛めっき鋼板、ミラーキャビネットはステンレス

本来の機能とは関係ないお化粧でも誰も気づかない場所であっても、自分自身が満足できるのであればやる価値はある。幸せなDIYの条件は自画自賛と自己満足(何度目だこれ書くの)。



2 件のコメント:

  1. 気づいていたんだけど、、、他の話題で忘れてました!^^; レンジフードの上のやつ(箱)も・・・?

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  2. それで、なかなかいい! と思いましたよ。次回からは使わせてもらおう~♪

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