1.22.2017

おろしや国一週間(3)12月11日 赤の広場でクレープを食べる

一夜明けて小雪舞う曇りのモスクワ。とりあえずは赤の広場へ

マヤコフスキーと北京ホテル、遠方にクレムリン
今の子供たちは知らないかもしれないが、我々団塊ジュニア世代が子供の頃に世界は西側諸国=資本主義国と東側諸国=共産主義国の二つに分かれていて、西と東は互いを明確に敵とみなして陰に日向に争っていた。
ソビエト連邦はその東側諸国をイデオロギーと暴力で支配して秘密警察で国民を抑圧し、隙あらば我々西側諸国に謀略をしかける何だか分からないけどやたらと恐ろしいラスボスのイメージが強烈にあって、赤の広場とクレムリンはそのラスボスの象徴だったのだが、それもソ連が崩壊しロシアとなって四半世紀も経った今となってはなんだかノスタルジックな思い出。ソ連が崩壊する形で冷戦が終結したのはいいことなのだろうが、能天気の誹りを恐れず言えばロシアよりソ連の方が我々にとってはロマンがあったね。
ということで、自分にとってモスクワといえば赤の広場。

地下鉄では緑の2番線Маяковскаяマヤコフスカヤ駅から二駅目のТеатральнаяテアトラルナヤ駅で下車、連結通路から赤の1番線Охотный рядアホートニュイ・リャド駅の出口から国立博物館脇に出る。

アホートニュイ・リャド駅

①アホートニュイ・リャド駅を出るとすぐ国立博物館
とりあえずクレムリンをぐるりと回ってみる。

ボロヴィツカヤ広場付近の謎の巨像
クレムフスカヤ通りを東へ進む
③てくてくてくてく
④てくてくてくてく
➄橋の手前を左に折れて進むと赤の広場が見えてきた
⑥聖ワシリイ寺院とはゲーセンのテトリス以来のご対面
聖ワシリイ寺院入口はなぜか警官が陣取っていて人を寄せ付けない。
改修でもしているのか何か分からないが、英語を一言も理解しないロシアの警官※1とコミュニケーションを取るのはほぼ不可能なので仕方なくその場を離れる。

➆クラスナヤ広場付近のイリンカ通りからモスクワ川方面を望む
モスクワ最大の百貨店グムに面した赤の広場には屋台や遊具が並べられお祭りのように賑やか。
かつての恐怖のソ連の象徴も今となってはかくも平和に。

屋台を冷かしながらうろうろしている内に早くも日が暮れる。
冬のモスクワは16時にもなるともう宵の口

⑧右手にモスクワ最大の百貨店グム。この地でこの建物で120年以上前から営業している老舗でもある



サーモンのクレープ350ルーブル、キャビアのクレープ390ルーブル

でも買ったのはベリーのクレープ。はいケチです。紙コップにもグムの字が

マイナス10度程度では全然元気なモスクワ人。たぶん身体のつくりが違う

⑧夕暮れ空のグラデーションがやたらと綺麗なのは寒空のせいか

⑩一周して国立博物館へ戻った

⑩とっぷり暮れた赤の広場。これ撮るのに三脚使ったがあまり効果なし


本日のうろつきポイント一覧。サイズ的には皇居一周くらい?


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※1 ロシアの警官はロシア語を話せない人間を全く相手にしないので、モスクワで何か犯罪被害にあったら諦めるか日本大使館に駆けこむほか手はないとのこと。おそらく正しい。

2 件のコメント:

  1. これはまた!モスクワ綺麗。建物は美しくて、色がなんとも言えない深みのある明るさで惹かれます。どんよりした寒空の下にピッタリなのかしら。植物っぽい。
    夕方の空も一体なんなんでしょうね、幻想的で素晴らしいです。
    行って実際に歩いてみたくなります、ずいぶん寒そうだけど、本物を見てみたいです。

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  2. 冬のモスクワに日本人観光客は全然いません(中国人はその100倍以上いましたが)。オフシーズンはホテルも手頃でお勧めですよ!

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