12.12.2015

なんと?

なんと5坪!とかあまり驚愕されると「なんと7.5坪!」の住人としては面映いというか、そんなに驚愕するほどの事か?と鼻白むというか。
しかしこの事例で言えば、家具調度類が一切ない状態で「狭さを感じません」とか言われても説得力はあまりない。そりゃ空っぽの部屋は広く見えるに決まってるし。
どうやっても狭いものは狭い。どんな手品を用いたって5坪が10坪に見える筈はなく、少しでも広く感じさせるには住人の不断の努力は不可欠。すなわちモノを持たない増やさない。そういう潔い暮らしぶりとあわせて紹介して初めて説得力のある事例になる。

しかし所謂狭小住宅の定番となっているスキップフロア、この事例でも採用されているが、これは本当に有効なのか。床に何も置かない生活ならばともかく実際にはテーブルやらソファやら机やら椅子やら大小さまざまなモノが置かれるわけで、ただでさえ狭い床をさらに細切れにしたところで寧ろ狭っ苦しさが強調されるだけだと思うのだけれど。

2 件のコメント:

  1. 昔、スキップフロアーの案を出したら依頼を断られた事があり、それ以来私のところでは、スキップフローは禁止となりました。 ミニマリスト以外は手を出してはいけないと思います。

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    1. スキップフロア事例が一切ないのは多分何か理由があるのだろうと思っていました。
      次は「螺旋階段を採用しない理由」をお願いします!

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