4.01.2013

鴨にならない為に

ビアンキ訴訟で販売側の責任を認める判決が下る。
ビアンキでもコルナゴでもキャノでも今や世界の自転車メーカーのラインナップの殆どは実質的に台湾メーカーのOEMで、だから悪いという事は決してなく、それどころか台湾メーカーの技術力は世界トップレベルなので、ホムセンで叩き売られている中華チャリのようなお粗末な事故はあまり考えられない事なのだが、被害者の方はたまたまハズレの個体を引いてしまったのだろうか。お気の毒という他はない。

こうした悲劇を繰り返さない為に消費者が出来る事は…まあサスなんて余計なもんがついていない自転車を買うか、もうついちゃってるなら普通のリジッドのフォークに変える事だろうなあ。山道を駆け下りるMTBならともかく、舗装路しか走らない自転車にサスペンションなんて要らない。意味がない。
意味がないイコールゼロならまだいいが、無駄に重くなるわ頻繁なメンテが必要となるわ故障の原因となる箇所は増えるわ、リアにもついてるならダンパーが荷重移動を吸収してしまうので加速が鈍くなるわ上り坂で前に進まなくなるわ…全部マイナス。それで安いならまだしも、逆に余計なメカの分だけ高くなっているのだからなんともかんとも。
諸々のデメリットを全て承知の上で、それでも「だって好きなんだもん」で乗っているのであれば何もいう事はないが、いろいろついているイコールいいものと盲信してしまうユーザは売り手にとっては正しくカモである事を忘れないようにしたい。自転車に限らず何でも。

「余計なギミックは要らない」「本当にそれはコストを払う価値がある機能か」「売り手の言う事を鵜呑みにしない」

…と纏めると、どうしてもアレを想起してしまうんだよなあ。アレを。

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