東北道を走る事二時間余り、仙台を過ぎた辺りで走行車線の数台を追い越し車線から一気に抜いた瞬間に排気音が劇的に変化、
ボボボボボボバリバリバリバリバリバリバリバリ
と思いもかけずバリバリ伝説。慌てて最寄のPAに飛び込んでボンネットを開くと、あーあ。
熱と振動に耐え切れなくなったのだろう、エンジンから40cm程のところで四本の排気管を後続に繋ぎ止めているスプリングが全て弾け飛び、四本とも見事に外れて直管仕様。
こうなっても当面走る事そのものには差し支えないのだが、何せ直管なものでそりゃあもううるさいわ臭いわ、サーキットか暴走族の集会でしか聞けないような爆音で乗り込んで米沢の町をお騒がせするのは本意ではないので、この時点で東北グランドツーリング終了を決断。
耳をつんざく反社会的な爆音を響かせながら帰路に着く姿も普段自分が蔑みの目で見ている中年暴走族そのもので恥ずかしいやら情けないやら、出来るものなら半紙に
「
と墨痕も鮮やかにしたためて車体の前後左右に貼り付けたい。人は悲しみが多いほど人には優しく出来るとどこかのロン毛のおっさんが歌っていたが、ということは彼の人生にはあまり悲しみはなかったのであろうが、まあそれは置いておいて、これに懲りて今後街で爆音を響かせている車を見ても「けっ」と言う前に「ああ、あれはもしかして故障なのかも…」という目で見るようにしようと思えたのが今回の過酷な旅路の収穫。何だろうなこの結論は
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