壁紙貼りに失敗したなら剥がして貼り直せばいいし、板金塗装に失敗したなら剥離してやり直せばいい。
しかし一度塗った左官壁は剥がす訳にはいかないので、リカバリ手段は上から塗り重ねる以外に選択の余地はない(最終手段として壁そのものを作り直す、或いは二重壁とする手段がなくはないが、いずれも大工事が必要)。
早速次の週末に施工を行うと決めると、再施工の準備と並行して初回がうまくいかなかった理由を分析する。
色々調べてみると、原因は単純かつ致命的な手順ミスである事が分かった。
まず漆喰がゴリゴリとやたら硬くて伸びず塗るのに大変難儀したのは、単に漆喰の練り不足。練り済み漆喰といえども無洗米のように手を加えずそのまま塗れるものではなく、柔らかくなるまで十分に練り直すのが当たり前。という事らしい。
まあそれもそうだよな…何考えてんだろ…
次に、塗る端から漆喰が乾いていってしまった問題は、下地の水引きを止めなかったのが原因。漆喰は塗った端からどんどん下地にその水分を吸収され乾いていってしまうので、施工性を維持する為にこれを食い止めるのが肝。具体的には、塗る前に壁面を十分に濡らして吸水を止めておく必要があった。
うーむやはりローラー塗りとは違うものだなあ。て感心するのが遅すぎる。
要するにリサーチ不足が全て。この辺の軽率さは幾つになってもなかなか改まらないのは困ったもんだ。新井選手よろしく護摩行でもやればいいのかしらん
0 件のコメント:
コメントを投稿