このブログのトラフィックの大半はS氏のブログからなのでここで告知する事に余り意味があるとも思えないが、S氏のライフワーク「小さな家LWH」がリデザインされて一新された。プラン販売を念頭においたのであろう、如何様にもアレンジできるベースとして基本間取りの汎用性がより高められている。
リニューアルにあたりS氏は一家四人が暮らせる家である事を主軸においているが、個人的には独身者にこそ自らの終の棲家としてこれを検討して欲しいかな。
なにせこれからの日本人は四、五人に一人が生涯独身という未曾有の衰退期を迎えるのだ。独身中高年が当たり前に存在するようになるこれからの世では、独りである事で卑屈になるのではなく寧ろそれを積極的に楽しむ生き方が主流になってくる筈で、「身を固めるまではとりあえずマンションでいい」ではなく、その予算で「独りでも堂々を家を手に入れる」という選択肢がもっと普通にあっていい。少なからざる人にとって「とりあえず」が「一生」になるのだから。
家を手に入れるといっても、家族で住む事を前提に細切れに間取りをとった建売住宅は単身生活には不便でしかない。だから「買う」のではなく「建てる」のだ。マンションを買う予算で手に入る最小限住宅として、LWHはそのニーズにぴたりと嵌まる。
まあ御託はいいか。独りでも二人でも四人でもいいけど、要は「自分にあった家をオーダーメイドで作る」楽しさと豊かさは単純に大きい小さい、高い安いで測れるものではないという事に一人でも多くの人が気づけばいいと思うのだ。
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