4.11.2014

神楽坂 文鳥堂書店

家を建てて引っ越してきて以来、帰宅途中に度々立ち寄っていた書店。
今時にしては珍しく漫画の立ち読みを許していて、入り口では初老の店主が一人でレジを守っている。
いかにも紙の匂いがするような、昔ながらの書店らしい書店。ブックストアではなく書店。

23時まで開いていて店の前は常に明るく人が絶えず、通り向かいのベローチェとセットで定番の寄り道コースだったのだが。

4月5日、閉店。



通勤コースでここ以外に軽く立ち寄れる本屋はない。他の書店は目的もなくぶらりと訪れるには遠すぎる。これからはAmazon一択か。
これもひとつの区切り。長らく営業していたこの書店の閉店と共に自分の中で終わりを告げたもの、それは通学通勤途中でぶらっと立ち寄った本屋の中を当て所なくうろつく幸福なひととき、子供の頃から続いた豊穣な時間。

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