12.24.2013

床張り工事メモ(1)

板材には互いに組み合う実(さね)加工が施してあって、左側が凹実で右側が凸実。
右端から左に張っていくのはNG。右辺は凸実が飛び出している上、凹実に凸実を嵌めていくやり方では最後がうまく収まらない。
従って張り順は常に左から右。凸実に凹実を嵌めていく。
一方、我が家のロフトの天井は左上がりの片流れ屋根に沿っていて、すなわち左が高く右に行くほど低くなる。収納物は必然的に、ほぼワニのような体勢でしか移動できない右側に寄せて置かれている。

つまり工事は比較的高さに余裕がある左端から始まり、最も高さが低い右端に到達して終了。
言い換えれば荷物が置かれていないフリーな箇所の床ほど初期の拙劣な施工が目立ち、コツを掴んで惚れ惚れするほどビシッと整った後期の施工の殆どは荷物の下に隠れてしまうという皮肉な結果に。
まあ人生ってそんなもんだよねーなどとうそぶきつつ作業メモ。


①最初の一列の直線出しが最も肝心。
ここで真っ直ぐでないと後々の列まで全てガタガタと乱れてしまう。出来れば墨坪で直線出しをするのが望ましい。
自分はここを横着したので始めの数列はガタガタと隙間が空いてしまった。痛恨のエラー。

②張り作業は一列ずつ。
一列分の板をまずカット(継ぎ位置が隣の列と互い違いになるように板の長さを調整)し仮置き、列全体の直線が真っ直ぐ出ている事をしつこく確認する。

凸実を潰さない様、打ち込みには必ず凹実のついた当て木を使う
水平器についていたレーザーポインタが始めて役に立つ。気休め程度だけど

③列全体の仮置きで真っ直ぐ揃っている事が確認できたら、板を取り外し裏返してボンドを塗布、再度打ち込む。
ボンドが乾くまではじりじりとずれてくる場合があるのでここでもしつこく列の直線を確認(万全を期すなら次の列に張る予定の板をあてがって打ち込み、直線が出ている事を確認)。
問題なければ30cm置きにフロア釘を打ち込んで固定する(根太を張っている場合は根太に合わせて釘を打つ)。

④固定する釘は専用のフロア釘を用いる。
フロア釘はスクリューがついていて通常の釘より固定力が強く、また頭が小さくポンチ穴が穿たれているのが特徴。なおドリルで下穴を開けてから打ち込むと作業が格段に楽になる

凸実の上からおよそ45度の角度で打ち方はじめ
ハンマーが届かなくなったらポンチをあてがって最後まで打ち込む
打ち方やめ。板が薄いので打ち込みで実が割れてしまいやすく、なかなか加減が難しい

⑤左から右へ、只管この作業の繰り返し。
列の直線を保つのが工事の肝なので、作業を中断する場合も必ず列全体を仕上げてからおしまいとする。


0 件のコメント:

コメントを投稿