無辜の市民を狙ったテロは絶対的に悪であり、どんな理由があれ正当化も相対化もできない卑劣な犯罪であることに疑いの余地はない。憎むべき犯行グループはプーチンが地の果てまでも追いかけ、犯した罪の報いを受けさせるだろう。そうでなくてはならない。
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アルバート通で土産を調達し、夕食を摂ってスタバで休んでいるうちにそろそろПетрозаводскペトロザヴォーツク行夜行列車出発の時間が近づいてきた。そろそろ荷物を預けてある出発駅レニングラーツキー駅まで戻る時間だ。
国鉄の長距離列車のチケットは当然国鉄駅の窓口で売っているのだが、ロシア国鉄の窓口職員にはほぼ英語が通じないうえ、彼らは(日本人が当たり前に行っている)コミュニケーションへの努力は殆ど行わない*1ので、ロシア語話者でもない限り窓口で相談しようと考えるのは得策ではない。
ではどうすればいいかというと、ロシア国鉄ウェブサイトでEチケットを購入するのが最も便利かつ安心。これなら急かされることなく気が行くまで比較検討できるし、チケットを購入するのに発車駅の窓口まで足を運ぶ必要もなければ窓口の行列に気を揉むこともない。
英語モードもあるロシア国鉄ウェブは外国人にもかなり使いやすいのだが、ビジター購入が出来ないので購入するには必ず会員登録しなければならないのが少々鬱陶しい。そこだけ要改善
この前日に北京ホテル近くのダイナーでブランチを食べながら購入しておいたのがこれ、モスクワ21時2分発でペトロザヴォーツク翌8時55分着の二等寝台。ペトロザヴォーツクまで11時間、900㎞ほどの道程を5439ルーブルで運ぶ。円にしておよそ13000円、欧州の列車としては高くもなく安くもなく。勿論JRよりは遥かに安い。
北方路線のターミナルであるレニングラーツキー駅、やはりサンクトペテルブルグ行が多い |
目指す寝台車は18番線 |
リモワのスーツケースのような側面のリブがいい味だしてるロシア国鉄の車両 |
二等寝台コンパートメント内部。中央の小さなテーブルには配布された朝食セット |
二等寝台はコンパートメントで二段ベッドが二組の四人部屋と標準的。
過去には一等にも三等にも乗ったことはあるが、これが一等だと一人部屋となり三等だとオープンスペースの三段ベッド(というか棚というか)となる。三等寝台のベッドは昼間は座席シートだったり背もたれだったりするものをベッドとして使用するもので、肩幅程度しか幅のないこれの寝心地はいうまでもなく、また荷物の心配もあるのでバックパッカー以外にはお勧めできないが、一度は経験しておくのもいいかもしれない。二度経験する必要はない。
二等でも三等でもコンパートメントは指定されているがベッドは指定されていないので早い者勝ち。ここは下段をキープするのが鉄則。理由?乗ってみれば分かる。
値段と乗り心地のバランスがとれているのは二等だが、それでも荷物を置く場所は殆どなく、機内持ち込みサイズのスーツケースを足元に置くのが精いっぱいで、そうすると長身の人は足を折り曲げて寝ることとなるからやはり窮屈。大きいスーツケースを抱えた人や女性は奮発して一等寝台を取るのがお勧め。例え二等でもさすがに女性が男性と同部屋に放り込まれることはないが、一人部屋が最も安全なのは言うまでもない。
首尾よく下段のベッドを取ることができ一安心すると、程なくして時刻通りにレニングラーツキー駅を発車。三十分もしないうちに車掌が検札とともに何やら小さな箱とパンにミネラルウォーターのボトルを抱えてやって来る。箱の中身は質素なオムレツ。これは明日の朝食だな
通路は人がやっとすれ違える程度の幅 |
バスと違い車内をうろうろできるのが列車の旅のいいところだが、夜行列車でそれをやったらさすがに嫌がらせになるので単独行動は控え、皆に合わせて早々に床に潜り込んだ。
列車の旅もいいですよね、風情があります。駅も情緒あるし、ロシア国鉄はデザインかっこいい。
返信削除二段ベッドの上段は揺れると落ちそうで怖いから、ですか?
大昔の列車ですが欧州のどこかで経験あります、怖くてスーツケースのベルト外して体とベッドをぐるぐる巻きにしました(^-^; 今はそんなこと無いかな(笑)
二段ベッドの上は圧倒的に高さが足りないので、上がったら寝るしかありません。ベッドの淵に腰かけて本読むとか無理。あと昇り降りするのに下の人に気を遣うなど、何もいいことがありませんね。クシェット(三等寝台)の一番上なんかもっとひどくて体を起こすこともままならない。奴隷輸送のガレー船のようです。
削除ああ、高さが低いとゆうことでしたか。自由には動けなさそうですね、寝ぼけて起き上がってガツンとかありそう。
削除やっぱり大人になったら気ままな下段に限りますね~♪