2014年9月20日土曜日

ようやく涼しくなったので家作り再開

一面だけ壁の色を変えてみたい(それも鏝塗りで)という考えが随分前からあって、

動機としては現在の白一色の壁に変化をつけて雰囲気を変えてみたいのが半分、
塗り壁とはいえ全てローラー塗りなので一度は漆喰の壁らしく鏝塗りをやってみたかったのが半分。笑

当初の考えでは艶消し黒の漆喰を上塗りしようと考えていたが、施工前のテストとして黒い模造紙を20枚ばかり取り寄せて塗り替え予定の壁一面に貼ってみたら、これがもう半端でない圧迫感。壁に沿って歩く時など本当に壁側から押されているような錯覚すら覚える。
黒のような強い色はあくまでアクセントとして、短辺の小さな面積の壁に用いるべきものなのだ。今回塗る予定なのは我が家で一番広い壁で、これを真っ黒とするのは刺激が強すぎる。アクセントにしては大きすぎ
黒色でないならどうするか。カラー漆喰として他にある色はグレー・グリーン・ブラウンにピンク。
うーむ。ブラウンピンクは床色に合わないので却下。普通に薄墨色くらいの浅いグレーが一番合いそうな気が。緑茶のような色のグリーンも合わないではないが…

2014年9月11日木曜日

「条件をのむなら売ってあげます」って考えてみれば超上から目線で何様だっていう

プレジデントは建売/売建に恨みでもあるのかという感じで、アンチ建売住宅の次には建築条件付土地をディスる記事。悪徳業者だって?ふむふむ

建築条件付土地では売主が施工業者が決めている?
見積もりが折り合わない場合もある?
フリープランがフリーでない?


そんなの当たり前じゃん。


建ててから売るか売ってから建てるかの違いこそあれ、建築条件付土地は要するに建売住宅と同じ(だから売建ともいう)。建売と同じく上物は画一仕様の大量生産でコストをぎりぎりまで下げて土地と抱き合わせで売る事で利益を出す仕組みなのだから、仕様が決まっていて買主のわがままが通らないなんて当たり前。フリープランといってもドアを変えられますとか壁紙を変えられますとか、せいぜいがこの二部屋をつなげて一部屋に出来ますとか間取りはこの二パターンから選べますとか言う程度の「フリー」でしかなくて、壁は珪藻土にしたいとか床は無垢の木を使いたいとかここに水周りは一箇所に集めたいとか、注文住宅なみのカスタム仕様なんかいちいち聞き入れていたらとてもあの値段では供給できない。建築条件付土地の「モデルプラン」はえげつないくらい安いからなあ。そりゃ仕方ない。世の中にうまい話はないって事ですよ。

ていう事くらい承知の上でみな購入するものかと思っていたが、こんな言わずもがなの事を今頃ものものしい見出しを付けて記事にしたりして…大丈夫かプレジデントは。

しかし少なからず家にこだわりを持ちたい人にとって建築条件付土地は本当に悩ましい存在であるのは確かで、「好きな家を建てる」事を志した時にまず立ちはだかるのがこの「建築条件の壁」。
土地物件の検索サイトで「建築条件なし」をフィルタ条件に加えた瞬間、それまで表示されていた物件数がおよそ十分の一にまで激減して愕然とするのは注文住宅あるあると言っていいくらいの話で、条件のいいところほど売建を手がけるディベロッパーが売りに出る前から抑えてしまっているのだから、特別なコネでもない限り市井の一個人の情報力では到底太刀打ちできない(土地の販売だけで十分利益が出る億単位の高額物件であればさすがに建築条件は付かなくなるが、そんなものは遺産が転がり込んだラッキーマンかベンチャーの創業者か成功したスペシャリスト以外にはハナから縁がない)。
これといった才も運も親から相続した土地も持たない我々一般庶民が都内で好きな家を建てたいのなら、土地探しからいきなりハンデを背負ってのスタートとなるのを覚悟しなければいけないのが現実。結果として、土地探しの段階で何割かは家作りを諦めてしまうであろう事は想像に難くない。

専ら売り手に有利となるだけの建築条件付土地という悪習(と言い切ってしまう)がなんでここまで蔓延っているかと考えると…とどのつまり、消費者が文句言わずにそれを受け入れている=それで良しとしているから、に他ならない。結局ごく一部の「金持ちか、土地持ちか、家マニア」以外の人が「好きな家」を現実のものにするのは難しい、というお寒い現状が見えてくるような。


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※ 幾らか購入代金に上乗せする事で建築条件を外して貰うという裏技もあるにはあるが運任せで当てにはならないし、いい土地である程交渉が成立する確率は低くなる。わざわざそんな面倒くさい客を相手にしなくても売れるから

2014年9月6日土曜日

欠陥住宅?

建売住宅の8割は欠陥住宅であるというなかなかにショッキングな記事。
それなりに責任と立場のある方の記名記事なので、無責任な煽り記事と言う訳でもないだろうが…


本当かなあこれ。


と思うのには理由があって、
まず三年前の震災において、日本のどの地域においても(東北地方ですら)家屋が多数倒壊したという報道は皆無であるという事実。建売住宅の大半が本当に構造的に欠陥がある住宅なのであれば、此度の大震災で倒壊家屋が相次いで発生していなければおかしい。
次に融資の問題。現金払いで住宅を購入できる人は稀で、殆どは融資を受けて住宅を購入する事になるのだが、都内においては多くの建売住宅は三階建て。
三階建ては建築基準法を満たした構造であると役所の建築確認を受ける必要があり、そのお墨付きがなければ少なくとも住宅部分の融資は受けられない。融資が受けられなければ土地とセットで販売される建売住宅は商品として成立しなくなる訳で、建売住宅はたとえ什器や内外装や外構にどれだけ手を抜いたとしても、家の構造そのものに手を抜く事は出来ない。理想的な構造ではないにしても、少なくとも建築基準法上最低限クリアすべきラインはクリアしている筈だ。
担保なくして銀行は金を貸さない。欠陥住宅に担保価値はない。価値がないのを隠蔽し価値があるように見せかけて銀行から金を引き出す、これは詐欺という立派な犯罪。発覚すれば検査会社もディベロッパーも経営幹部は軒並み逮捕を免れないし、会社が存続する事も許されまい。手抜き工事で多少経費を浮かせる事と引き換えにするにしては大きすぎるリスクではないか。商売の為とはいえ、そんな犯罪を躊躇なく冒すものだろうか。

建築業界の人間ではない素人が思い浮かべる疑問。おかしいなあ妙に変だなあと稲川淳二のようにぶつぶつ言っていたら、この記事を真っ向から否定するカウンター記事を見つけた。
うーん?どっちの言う事が正しいのだ?

2014年9月1日月曜日

恐怖は日常にこそ

蝉の一生に思いを馳せる方が怖いかも

駆け足で去っていってしまった今年の夏に気が付いた自身の変化。それは


ホラー映画が怖くない


暑くて眠れない夜に少しでも涼が取れるかと思い怖いと評判のホラー映画を片っ端から見まくったが、

全然怖くない。


うーむ。


原因は分かっている。
この歳まで生きると知ってしまうのだ。
幽霊なんかより生身の人間の方がはるかに怖いという事を

実際、自分にとっても乱暴な運転をするタクシーや車道に飛び込んでくる向こう見ずな歩行者の方が余程怖い存在で。理由もなくいきなり生命が危機に晒される恐怖に比べたら、ちゃんとした理由に基づいて、しかも自分の縄張りの中でのみ登場人物をあの手この手で追い回す映画の幽霊なぞ律儀にすら思える訳で。
怖くないもんだからあざとい演出とかおどろおどろしいメイクとか余計なところばかり気になって、なおさら怖くなくなるという悪循環。呪怨とかリングとか、あれ系のホラーは特にダメ。伽椰子も貞子も出オチにしか思えない。子供の頃は怖かったエクソシストとか、今見たらニヤニヤ笑いが止まらないんだろうなあ。朝のラッシュの駅で歯を剥き出さんばかりの顔で肩をぶち当ててくるサラリーマンの方が余程怖い。

昔の写真を見ても「あの頃に戻りたい」とは一度も思った事がない程度には、自身が歳をとる事については悲観的ではない。それでも、ホラー映画の一つも素直に楽しめなくなってしまった角質化した心に気が付くと、歳は取りたくないねえという年寄りくさい台詞が口をついて出てしまう。