9.06.2014

欠陥住宅?

建売住宅の8割は欠陥住宅であるというなかなかにショッキングな記事。
それなりに責任と立場のある方の記名記事なので、無責任な煽り記事と言う訳でもないだろうが…


本当かなあこれ。


と思うのには理由があって、
まず三年前の震災において、日本のどの地域においても(東北地方ですら)家屋が多数倒壊したという報道は皆無であるという事実。建売住宅の大半が本当に構造的に欠陥がある住宅なのであれば、此度の大震災で倒壊家屋が相次いで発生していなければおかしい。
次に融資の問題。現金払いで住宅を購入できる人は稀で、殆どは融資を受けて住宅を購入する事になるのだが、都内においては多くの建売住宅は三階建て。
三階建ては建築基準法を満たした構造であると役所の建築確認を受ける必要があり、そのお墨付きがなければ少なくとも住宅部分の融資は受けられない。融資が受けられなければ土地とセットで販売される建売住宅は商品として成立しなくなる訳で、建売住宅はたとえ什器や内外装や外構にどれだけ手を抜いたとしても、家の構造そのものに手を抜く事は出来ない。理想的な構造ではないにしても、少なくとも建築基準法上最低限クリアすべきラインはクリアしている筈だ。
担保なくして銀行は金を貸さない。欠陥住宅に担保価値はない。価値がないのを隠蔽し価値があるように見せかけて銀行から金を引き出す、これは詐欺という立派な犯罪。発覚すれば検査会社もディベロッパーも経営幹部は軒並み逮捕を免れないし、会社が存続する事も許されまい。手抜き工事で多少経費を浮かせる事と引き換えにするにしては大きすぎるリスクではないか。商売の為とはいえ、そんな犯罪を躊躇なく冒すものだろうか。

建築業界の人間ではない素人が思い浮かべる疑問。おかしいなあ妙に変だなあと稲川淳二のようにぶつぶつ言っていたら、この記事を真っ向から否定するカウンター記事を見つけた。
うーん?どっちの言う事が正しいのだ?

0 件のコメント:

コメントを投稿