9.22.2012

トイレ噴出の傾向と対策

大雨の晩にトイレがガボガボゴパァとなった件、都の下水道局および設計担当S氏、施工担当幹建設U社長の三者の共通見解は「恐らく空気だろう」。

・雨が一箇所の雨樋に集中する形状の片流れ屋根に(東京都の)想定量を超える豪雨が降り注ぐ
・雨量と屋根の形状の相乗効果で雨樋に溢れんばかりに雨水が殺到した結果、雨水と一緒に雨樋内部の空気まで(雨水に封じられる形で)排水枡に送り込まれる
・行き場をなくした空気は枡から最も近くにある便器口から抜ける
・空気が抜ける勢いで管の中の水がブッシュワーと吹き出る

こんなところではないか、という推定が有力。確かに汚水が便器からドボドボ溢れ出た訳ではなかったので、汚水枡のレベルが上昇して便器から逆流した訳ではなさそうだ。
入居後これまでに幾つもの台風がこの家を通り過ぎたが、このような事態には至ったのは今回が初めて。極めてレアケースである事には違いないだろうが、可能性がゼロでない以上このままリスクを放置しておくのも好ましくない。

S氏およびU社長から提案された対策はシンプルなもので、行き場をなくした空気が便器から噴き出たのであれば行き場を作ってやればいい。即ち、圧がかかった時に排水枡の蓋が外れるようにしておけば空気はそこから抜けていくだろうと。

現在ねじ込み式で固定されている蓋をはめ込み式にチェンジ。対策費用は数千円程度と
この対応策は有効なのではないかと思う。というのも、職場の同僚に今回の事件を話してみたところ「そういえば大雨が降ったときに排水枡の蓋が外れている時がある」と気になる事を言った者がいたからだ。正しく両氏の対策案が奏効したケースではないだろうか。
ねじ込み式の蓋をはめ込み式にチェンジするだけで対策は完了するのであれば試さない手はない。早速チェンジチェンジ、しかしこちらのチェンジは無料じゃない。いや何と比べてるんだ

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