5.05.2012

陰翳礼讃

今月のBRUTUSは毎年恒例の居住空間学特集、目にするや思わず表紙買い。

グラビアページにも渋カッコいい家が目白押しで期待を裏切らない。今年のテーマ「進化する部屋。」は自分の目指すところでもあるのだが、これらのピカピカではない陰のあるエイジング感は正にど真ん中ストライク。サブウェイタイルも渋くていいなあ。洗面の前の壁に貼ってみようかな。フラットハウスはあんなに低くて湿気は大丈夫なのかしら

建築家と呼ばれる人にも得手不得手はあると思うが、昨今主流のツルピカで温度を感じさせない無臭無機質なモダンとは対極にあるこういったテイストはS氏が得意とするところではないかと思う。家を建てることを考えていて、かつ今月号のBRUTUSの掲載事例に胸が熱くなる人なら相談してみても多分損はない。逆にCGのようにクリーンで陰が無くて白くて螺旋階段でひたすらスタイリッシュなのがいいという人は…どうかなあと。上げてるんだか落としてるんだか分からない(笑)

2 件のコメント:

  1. こうゆう表紙に使って欲しいと思います。^^
    http://studio-room.no-blog.jp/homeroom/2011/08/lwh002_e4e1.html

    >上げてるんだか落としてるんだか分からない(笑)

    「薄暗く湿めったざらつき感あるスタイリッシュなモダニズム」

    ですかね。。?余計に「落ちる」か・・?

    >掲載事例に胸が熱くなる

    そこは確実に ぼく自身も熱くなります^^
    螺旋階段は、なんだかじゃまくさい感じがして・・。

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    1. ああその写真はいい感じですねー。笑

      ざらつき感とツルピカ感、メジャーなのは後者でしょうが、前者を求める人も今後は増えていくのではないでしょうか。
      注文で建てたというと「やっぱり螺旋階段で?」と聞かれるくらい半ばアイコン化しているような気がしますが、お洒落なんでしょうか。お洒落なんでしょうね。

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