11.09.2011

究極のスケルトンハウス

これは…
思わずアリの観察キットを連想してしまいましたすみません
しかし「凄い」としか言いようがないというか…正しく絶句する家。

ううむ。しかし疑問は尽きない。

夜はカーテンで目隠しするとしても、昼間は丸見えで構わないのか。居留守使えないけど。
全面ガラスの外壁※1には断熱材の類が一切ないが、夏場は耐えられるのか。冬は結露の心配はないのか。
ガラス壁のクリーニングはどうするのか(内側のガラス拭きだけでも多分死ぬほど大変)。
構造体は重量鉄骨で耐震性はあるとして、はたしてガラス外壁は地震に耐えられるのか。
家人の動向が丸見えでは防犯面も…あーこれだけ丸見えなら逆に防犯性は高いかもな…


自分が上につらつらと書き連ねた程度の事など百も承知の上なのだろう。(恐らくは)周囲の反対の声にも怯まず初志を貫いた施主の意思こそ賞賛に値する。
安藤の住吉の長屋に対する村野藤吾の評価「住み手に賞を与えるべきであろう」がそのまま当て嵌るような…しかし本当になんでもありなんだな家って。


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※1 「衝撃に弱く割れやすい」という弱点さえ克服出来れば、錆びず腐らず何十年も劣化しないガラスは、もしかしたら超長期に渡る耐久性を持つ優れた外壁素材になりうるかも知れない。透明ガラスでなければ断熱性も持たせられるし

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