派手な撃ち合いもカーチェイスも格闘アクションも主人公を誘惑する美女もなく(その代わりゲイカップルが普通に出てくるのが英国らしい)、登場するのはおっさんばかりという地味な映画だがしみじみとセンスがいい。渋いという一言で片づけるのは浅薄に過ぎるが、寒々とした秋の風景に馴染むトーンを抑えた色調に出しゃばらない音楽、さりげなくお洒落なスーツと車※1。そして見終わって一番心に残るのはなぜか冒頭で二回登場するトーストのシーン。この映画はスパイとトーストの映画といっても過言ではないだろう。
薄暗い路地のカフェでピクルスを乗せたトーストを頬張る敵スパイ |
カリカリの薄切りトーストにバターをたっぷり塗って噛り付くレイコン次官 |
彼らに影響されてか休日の朝はトーストが多い今日この頃。糖質制限?知るか
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※1 クリエイティヴでポールスミスが協力したと聞いて納得
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