欧州産中古足場板の発売を開始します。と、この家を建てる際に問い合わせたことのある古材スペシャリスト小山製材木材からメルマガが届いた。
欧州の建築現場で5年から10年使い倒された足場板。厚さ30mmで幅200mm弱、長さは2500mmから3000mm。
サイズも豪快なら仕立ても豪快。サネ加工やカンナがけなどフローリング用の仕上げもなく、表面についたペンキ汚れもそのままでラフそのもの。これを家の床に用いたらそれは強烈な個性となるだろう。
この家を建てる時、はじめはここで扱っているパイン古材(100年前に建てられた納屋の壁から引っぺがしたようなの)のとりわけ表面が荒々しいのを板に張りたいと思っていた。S氏との最初の打ち合わせでも古材を使いたいとか言った憶えがある。
相談した小山製材の社長(とても親切)から「素足で歩く床に使うのは正直お勧めできない」などと忠告されたこともあって結局無難にフローリング用の木材に日和ったのだが、家では上履きを履くようなライフスタイルに割り切ってこういう荒っぽい床を張っても面白かったかなと思ったり。傷もへこみも気にせず思い切りラフに使える木の床というのも面白い。新築でいきなりビンテージあら素敵。
ただし古材は臭いので、臭いが消えるまでしばしの辛抱も必要※1。その辺もひっくるめて細かい事ぁいいんだよという豪快な施主の方は是非検討されたい。
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※1 HIDで作ってもらった本棚では棚板に杉の古材を使ったが、納品からしばらくはこれが臭いの何の。今ではほぼ無臭に落ち着いているが、床一面に張ったらさぞ臭かっただろうな
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