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12.07.2017

人生設計に合わせた家づくり

三代目若乃花のお家が散々な評価だったという話

花田兄弟のお兄ちゃんの方は年齢が近いのと体格に恵まれないという共通点で以前から親近感を持っていたのだが、家を建てたのもほぼ同時期とは知らなかった。だが彼の家を建てるにあたっての費用における土地:建物の比率は我が家とほぼ正反対。
年を追う毎に資産価値が下落する上物(木造なら15年で資産価値はゼロ)にコストの多くを割くことのデメリットは売却時に顕在化する。ましてこの例のようにコストの多くを占める建物が欠陥建築とでも認定されれば評価額は悲惨なことになる。逆に土地がコストの多くを占める家は建物価値がゼロになっても土地の価値は目減りすることはないことが売却時には有利に働く。コストの7割近くを土地代が占める我が家とお兄ちゃんの家を比較すれば、完成時の評価額はお兄ちゃんの家の方が高いが8年後の評価額は逆転しているということになる。
土地代が多くを占める我が家のデメリットといえば、どれだけ古くなっても土地は時価で評価されるので固定資産税があまり安くならないこと。土地バブルのようなことになれば年を追う毎に税金が高くなるということもありえる(そんなことは二度と起こらないが)。これはメリットの裏返しなので仕方ない。

前述のとおり建物がコストの多くを占める家のデメリットは売却時にのみ顕在化するので、言い換えれば売ろうとさえしなければデメリットにはならない。逆に時が経つほど建物の価値が落ちてどんどん固定資産税が安くなるというメリットのみを享受できる。
なので永住を決めたのであれば「できるだけ安い土地に立派な建物」を、反対に将来の売却を視野に入れて、あるいは流動資産として家を建てるのであれば「少しでも地価の高い場所にコンパクトで簡素な建物」を建てるのが限られた予算の賢い振り分け方といえる。
ではお前はどうなんだといわれると、地価がべらぼうに高い都心にコンパクトで簡素なLWH、しかし売却の予定はなくこのまま永住となる可能性が高い…
賢くないじゃん。

10.26.2017

広い国の小さな家

米国で小さな家が流行っているという二年前の記事。
流行っているというか、これまでになかった家についての価値観が新鮮で一部の人に受けているということなのだろう※1が、その考えは我々にとって特に目新しいものではない。ていうかS氏のLWHコンセプトとほぼ同じ。
しかし小さい家を巧みに作るノウハウは日本の建築士には到底敵うまい。何せ歴史が違う。
小さな家を得意とする建築士のニーズは国内だけに限らない。日本で経験を積んだら米国に飛び、広い大陸を股にかけて存分に腕を振るうのも夢がある話。S氏のLWHシリーズも意外に米国で量産されることになるかも?

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※1 あちらの多様性は日本の比ではない。日本の「建前ダイバーシティ」とは大違い

10.13.2017

人気の街×タワマン林立=

こうなるか。
川崎市中原区に住む男性(43)は、横須賀線で東京都内に通勤する。午前8時前に駅に着いて列に加わる。改札口に入るだけでも5分ほど待って、エスカレーターでホームにあがる。「ダイヤの乱れなどがあると、あっという間に列が伸びて改札までの時間はもっとかかります」
無理だ。無理すぎる。ストレスでハゲる。
まあタワマンは構造的に面積当たりの人口密度が極限まで高くなる集合住宅なわけで、そんなもんがぽんぽん林立すれば街の人口も二字曲線的に増えるわけで、方や一度作ってしまった交通インフラはそう簡単には建て増しできないわけで。
画像検索してみると…災害時と見紛うばかりのラッシュアワーの画に言葉を失う。
待つことが大嫌いで、住宅購入の際にも外に出るまで時間がかかるという理由でタワマンだけは全く検討に含めなかった自分にとっては全くもって耐え難い光景。定年するまで毎朝これに耐えなければならないかと思うと気が遠くなる(あくまで自分自身の性向の問題なので、武蔵小杉をディスってるわけではない。念の為)。
こうしてみると人気の街もいいことばかりじゃない。遊びに行くならいいけど、住むならその隣町がいいのかも。

9.18.2017

プリント外壁という解

立ち寄ったセブンイレブンでふと店の外壁に目が留まる。
何の変哲もないお約束のタイルの外壁だが妙に綺麗なのに違和感を感じた。
特殊な防汚コーティングでも施しているのかと顔と近づけるたところで違和感の正体が分かった。
迂闊にも今の今まで気づかなかったなんて。いつからこうなっていたのだろう


上に継ぎ目のジョイントが見える

タイルの外壁に見えたのは表面の印刷で、その正体は表面がツルツルした5m×2m位の巨大なサイディングボード。叩くとポコンポコンと音がするこれを数枚、樹脂のジョイントでパコパコパコと繋ぎ合わせて張っているだけ。
これなら外壁工事など半日もあれば終わるだろうし、ツルツルの一枚板なら確かに汚れもつきづらかろう。表面の印刷もフェイクといえばフェイクだが、まじまじと見なければ分からない(自分だけ?)くらいだからなかなか出来がいい。思わず感心してしまう。

ふと思ったのは、巷間にありがちな「正面だけ豪華建売住宅」の側面にこれを用いることができないかと。正面だけ綺麗にタイルを張りこんでいるが側面は不愛想なグレーのサイディングボードがむき出し、という露骨なコストダウンは特に建売住宅で非常にありがちな仕様ではあるが、どうせなら側面にはこれを張り込んだ方が見てくれは遥かにマシになる筈。コスパの鬼であるコンビニ店舗の外壁に用いるくらいだから耐久性も折り紙付きなのではないか。
(多分)安くて丈夫、興ざめ防止効果も高いこのプリント外壁。妥協案としては本当に悪くないかも

7.30.2017

激安家具のリスクとは

白アリがついているかも!?なんていう内容は煽りが露骨すぎて逆に嘘くさく感じてしまうが、それ以外にもこの記事には同意できない点が一か所あって、

「(前略)品質がよくないので耐久性も弱く、壊れやすい。修理保証もありませんから、結局、買い替える羽目になります」

 結果的に“安物買いの銭失い”となり高くついてしまうのだ。

ここのくだり。
個人的な意見としては激安家具の問題点は耐久性が弱く壊れやすいところでなく寧ろその逆、激安といえども耐久性はやたら高く、普通に使う限りにおいては平気で「一生物」になってしまうものが少なくないところにある。若い頃さんざん安物を使った経験から言えば、ホームセンターで9800円で売っているテーブルも1000円で売っているカラーボックスも、その気になれば立派に「一生物の家具」として使えてしまうものだ。

「お金もないし取り合えず」で買ったつもりの家具が一向に壊れてくれず、壊れてもいないモノを捨てて買い替えるのも躊躇われる。機能として全く問題ないモノを捨ててそれなりに値が張るモノに買い換えるにはそれなりのタイミングと内面の盛り上がりが不可欠で、数少ないその機会を逃すと次にそれが訪れるのはいつになるか分からない。本当に欲しいモノは心の隅に常にあるので時折コレジャナイ感が頭をもたげることはあるもののすぐに日々の雑事に紛れてしまい、そんなことを繰り返しているうちに気がつけば別に好きで買ったわけでもない間に合わせの家具が私の「一生物」になっていました…となりかねないことが妥協して家具を買うことの最大のリスクではあるまいか。

ただしこれは普遍的なリスクではなく、あくまで好きなものに対する執着の強いある種の人々に限定したリスク。コスパが第一で安くて長持ちならそれでいうことなしという人にとって「安くて長持ち」はリスクどころか願ったりかなったりの美点に他ならないし、それはそれでその人にとっては正しい。
この種の問題はそこが曲者であって、自分にとって不正解にもかかわらず隣の人にとって正解みたいだからこれは正解、そう自らに言い聞かせてみてもなお拭いきれない違和感は合わない靴のように絶えず心につきまとう。その気持ち悪さの根源を突き止めるにはやはり自らの心の内を覗いてみる他はないだろう。

7.17.2017

散らかりの遺伝

お金持ちは無駄に持たず貧乏人ほど無駄に持っているものは体脂肪に限った話ではないようで。「貧乏隙間なし」とは言いえて妙な例え。ドキュメンタリーなんかで取材カメラが映す貧乏な独居老人の家は例外なくガラクタで埋め尽くされていて、見てるこっちがイライラするくらい散らかっている。
一連のツイートにもあるがモノが少ないのは生活の余裕の有無だけではなく、散らかっている状態や無駄なモノを抱え込んでおくことに気持ち悪さを感じるかという感性や意識の問題であって、モノ少なく生きることのできる親の元に生を受けたごく少数の幸運な人以外にとってこれは後天的に、自ら努力して獲得するしかない形質。

肥満は遺伝するというのは単に体質の話だけでなく親の太りやすい食生活の慣習の影響を受けた子は同様に肥満に陥りやすいことを指すのだが、同様の言い回しに「貧困の遺伝」というものがあって、これは「貧困層の親は教育や文化を軽視する価値観を持ち、そのためのコストを忌避する」傾向が比較的強いため、その親に育てられた子が貧困から抜け出す機会を得ることは相対的に困難であることを遺伝に例えたもの。
自分としてはこれに「散らかりの遺伝」を加えたい。自分自身で意識していない人もいるかもしれないが、散らかし屋の実家は大抵散らかっているものだ。

我が家はどうかといえば、日々の垢を落とすように意識して持ち物の整理に励まなくては収納もあまりない小さな家はあっという間にモノで埋まってしまうだろうし、そのプレッシャーは常に肌で感じている。
田舎生まれ田舎育ちで田舎の広い家以外で暮らしたことのない我が親は典型的なためこみ屋。収納家具を買ってはせっせとモノを詰め込むのが趣味のようなもので、何しろ生活信条は
「モノはあっても困らない」「モノがないといざという時に困る」。
日本で暮らしたことのない外国人にとって靴を脱ぎ床に座る生活を想像するのが困難であるのと同様に、土地と水はタダみたいな田舎でしか生きたことがなく、しかも戦後の物資不足の時代を知っている人間にとっては「余計なモノはあっても困るだけだし、『いざというとき』など永遠に来ない※1」ことを想像するのは至難の業らしい※2。その影響下で育った子にとってその価値観から離脱するのが容易なことではないのは経験で知っている。

太りやすい体質を受け継いだ人間は気を抜くとすぐに太ってしまうのと同じように、自分も気を抜くとすぐに余計なモノをため込んで空間を乱してしまう習慣を受け継いでいる。人生も後半戦に入ったこれから、年を取るほどモノ少なく楚々とした生活を送るために今後は物欲とどう折り合いをつけていくかが重要な課題となるだろう。
  

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※1 まずいざという時とは何を指しているのか分からない。なくて困るものならその時に買えばいいだけの話だし、百年に一度の大災害を想定していたとしても都市住民なら全方面からの支援を最優先で受けられる。せいぜい缶詰数個と水一本程度用意しておけば非常時の備えとしては十二分で、いずれにしても雑貨をため込んでおく必要など全くない
※2 なので我が家が完成してしばらくの間は全くの親切心から100均あたりで買いあさったガラクタを箱詰めで送り付けてきたりする。そのまま着払いで送り返すのを何回か繰り返したらさすがに控えるようになったが、自分が他人の好意を拒絶することのできない心優しい子であったなら我が家はとうの昔にゴミ屋敷になっている

7.13.2017

LDBKはどうか

リビングダイニングバスキッチンでLDBK。
一階が全面土間の家はLWH001で既に実現しているが、それをさらに推し進めて一階を全面バスにする。床も壁も全てタイル張りで完全防水のモノスペース、一角にバスタブがあってもう一角にシンクと換気扇。キッチンの換気扇以外にも強力な換気扇と浴室乾燥が備わっているので、湿気はたちどころに排除できる。
帰宅するとすぐに全裸になって裸族生活。どれだけ暑くても水を一浴びすれば涼しいのでエアコン要らず。タイルの下に温水床暖房を通せば冬でも暖かいし、24時間風呂のバスタブからは常に湯気が立ちあがって冬場に痛めやすい喉や乾燥肌にも優しい。
掃除はいたって簡単、水で流すだけ。掃除機も雑巾も不要。
壁には防水ディスプレイとスピーカー、ダイニングテーブルも椅子も錆びず腐らない樹脂製のものを。こんなのとかいい感じ。食事の後は水をぶっかければいいのでナプキンも雑巾も要らない。食器洗いの水はねなんか気にする必要もない。
唯一困るのが宅配便などの予期せぬ訪問者だが、その時だけガウンでも羽織ればよかろう。アポがある来客の時は乾かして普通の家のようにして、普通に服を着て出迎えればいい…



と、ここ最近の暑さのあまりこんな気持ちの良さそうな家を夢想してみたりする。
木造ではなくRCである必要があるので初期コストはかかってもランニングコストは随分安くついてエコ。こんな家を誰か作ってみませんか。間違いなく国内外から取材が来るので出たがりの人にも最適。さあさあ

7.04.2017

浮造りの床

浮造りと書いてうづくり。床材の表面をそぎ落とし年輪を浮かび上がらせることで木目の美しさを強調する効果がある加工だが、床材の種類によってはわざわざそんな手間をかけなくても勝手に浮造りの床となる場合もある。



画像は施工後6年を経過したマニハウスの杉床。
見事な浮造り加工のように見えるが、さにあらず。柔らかい杉材は何もしなくても時間の経過とともに表面が徐々に痩せてきて、痩せずに残る硬い導管(=木目)部分とのコントラストが見事な浮造り(風)の床に変化する。
当初は痛々しいほど白かった表面は飴色に。これが本当の杉の床。

変わらないことに価値がある合板の床にとって古びることは劣化でしかないが、本物の木材は古び変色し使い込まれることでよりその価値を増すもの。それを知っている人に木の床は向いているし、上の画像を見て眉をしかめる人は合板フローリングかタイルの床※1にしておくのが無難。
趣味嗜好の問題であっていい悪いの問題ではない。硬い広葉樹であるメープルやオークであればここまでの変化はないが、使い込まれるほどに変色し趣が変わってくることには変わりない。

杉と同じく柔らかい針葉樹である松も経年変化は同様なのは古い寺や現存する城の床を見ればわかる。この変化を逆手にとって塗装の色落ち※2を楽しむのも面白いかもしれない。黒色であれば古い寺や城の床のような和風の渋い趣が、白色であれば古い洋館のようなラスティックな味が出るだろう。

色落ちした黒井由香(誰だよ)黒い床の例。彦根城天守

松本城天守月見櫓。彦根城ともども新築時は墨あるいは黒漆で彩られていた床が数百年の歳月を経てこのように変化

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※1 タイルの床は重いので木造には向かない。すなわちタイルの床にこだわる人は必然的にRC造か鉄骨造で家を建てることになる
※2 痩せずに残る木目部分だけジーンズのように色落ちするのではないか



6.24.2017

家を買う人、家を作る人

マニハウスのMさんがもしS氏を友人に紹介するなら
「営業力がないから大丈夫!」
と安心させるとのこと。
確かにグイグイ来る不動産営業に辟易している人には有効な文句。ていうか普通は友人にそんな強引な営業マンは紹介できない。下手したら人間関係に影響するので。
その通り、自身の信用にかかわると思えば下手な人は紹介できない。ここで自然に紹介者による一次選択が働くため、業者を選ぶのに「知人の伝手を頼る」というクラッシックな手段は意外に有効であったりする。

閑話休題。
これに対するS氏の言い分としては「その営業力がない男の営業に引っかかったお前らは何なんだYo!(意訳)」とのことだが、はっきり言ってしまうと、自分も含めた施主がS氏を選んだのは残念ながらS氏の営業の賜物ではない。
というとS氏がますます落ち込みそうだが、ではなぜS氏が選ばれたのか。それはこれまで見てきた家とお会いした施主で分かる。自分も含めたS氏の顧客にとって家は作るものであり買うものではない、従って求めたのは家づくりのパートナーであって私にお任せくださいと見得を切る営業マンではない。みな確固たる意志をもって家づくりに取り組んだのは新築でもリノベーションでも変わりはなく、そのような人にとってはセールストークのうまさは大した意味を持たない。S氏が選ばれたのは家づくりにおける基本的な価値観を共有しパートナーとして相応しいという施主の判断の結果だろう。

逆に言えば家は買うものだと思っている人、高額な買い物は一所懸命に営業されてその結果として買うものだと思っている人、またはそういう体を取りたい人※1、一言でいえば受け身の人にとってS氏は実に相性が悪いし、営業の熱意とサービスを最重視する人、例えば月刊自家用車※2に値引き成功体験記を投稿するようなタイプの人にも全く響くところはないだろう。やる気あんの?と思われるのが関の山。

ではどんな人に向いているか。前述のとおり対話しながら家を「作る」意思がある人、また作りたい家に具体的なイメージがある人※3、自分の好みを把握できている人、ここだけは譲れないというこだわりがある人。こういった人には適合性が高いだろう。
しかしこういったタイプは少数派で、大多数の日本人にとってやはり家は出来合いを「買う」もの。そして時代のトレンドは簡便化。施主との対話という「面倒くさい」プロセスを重視するS氏の元に千客万来とはなかなかならない理由はここにある。決して営業力のせいではないのだ。

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※1 実際はどうであるかによらず「頼まれたからOKしてあげる」という体裁にすることが癖になっている人。特に女性に多いような気がするが、この癖は損することが多いから気を付けた方がいいと思う。
※2 「トヨタA店とB店と日産のC店とホンダのD店でそれぞれ見積もりを取って一番安い車にしようと思い最初に一番安い見積もりを出してくれたホンダD店の見積もりをもって各店を回ったらトヨタA店でさらに2万円安い見積もりを出してくれてこの営業マンは自宅に何度も来てくれる熱心な人だったのでここで買うと伝えて判子持って夫婦でA店に向かう途中でたまたまトヨタE店の前を通ったので何の気なしに立ち寄って念の為A店の見積もり見せてみたらちょっと待ってくださいと奥に引っ込んだ10分後に出てきて店長の決裁が取れたのでこの値段からさらに1万円値引きしますと言われたので大逆転でトヨタE店から買うことに決定、さらに妻の一言でガソリン満タン納車と愛車セットまでサービスでゲット。息の合った夫婦の連係プレーで賢い買い物ができたと大満足です!」みたいな香ばしい投稿が毎月紙面を飾るので有名な雑誌。色んな意味で自分には理解しがたい別世界がここにある
※3 なんでもいいけどお洒落でカッコいい家にしてくれます?みたいな人もS氏にはまだ早い。S氏はこの手の漠とした問いに対しあーはいはいこんな感じでいかがでざんしょとスラスラ書いて見せられるある意味器用なタイプではなく、あなたのことを知らないのにあなたが何をカッコいいと感じるか分かる訳ないじゃないですかと真顔で答えるタイプだからだ。                      



6.15.2017

ノンアルビール主要四銘柄を飲み比べてみる

夏の夜に喉が渇いて、お茶や水じゃ物足りなくてかといって甘いものも欲しくない。
ビールが飲みたい気もするがアルコールは欲しくない。
そんなときはノンアルコールビールに限る。我が家でもワークアウトの喉の渇きをいやす定番の飲み物としてここ何年かですっかり定着。
ノンアルコールビールといえば宝酒造のバービカン(というビールとは似ても似つかぬ謎の飲み物)くらいしか選択肢がなかった昭和の昔と違い、今は各社ともそれなりにノンアルビールに力を入れていて陳列棚に並ぶ銘柄も数多い。その中でメジャーどころを飲み比べて独断と偏見でショートレビュー。


1.零ICHI (キリンビバレッジ株式会社)


一口飲むと不自然なフルーティーさが口内いっぱいに広がる。何なんだこの香料は。
炭酸も弱めかつ飲み始めてすぐに抜けてしまうので、最後の方には完全に気が抜けた謎のフルーティー水を飲み干す作業に没頭することになる。これは全然ビールじゃないなあ

評価および一言コメント:★★☆☆☆ 砂糖抜きのファンタ



2.パーフェクトフリー (キリンビバレッジ株式会社)


零ICHIと同じキリンが販売するもう一つのノンアルビール。こちらは零ICHIとはうってかわって雑味もなく、水のようにすいすい飲める。後味も何も残らない飲み口はビールというより苦みのある炭酸水といった方が近い。
美点は炭酸が最後までしっかり残るのでその点だけは若干のビールらしさが味わえるところ。とにかく喉の渇きを癒したいときはこれがいいかもしれない。水だから

評価および一言コメント:★★★☆☆ にがりを加えたペリエ



3.オールフリー (サントリー株式会社)


何だこの酸味は。苦みと酸味の絶妙のブレンド、これは胃液交じりで逆流するゲ〇そのもの。ウ〇コ味のカレーかカレー味のウ〇コか、ゲ〇味のビールかビール味のゲ〇か。この味でよく販売OKを出したねというかサントリーにはバカ舌しかいないのか?

評価および一言コメント ★☆☆☆☆ 羽目を外した学生時代を思い出す



4.ドライゼロ (アサヒビール株式会社)


炭酸強めで苦みが強く、疑似とはいえホップのような味わいもなくはない。
これまで飲んできた中では一番ビールに近い味、これならノンアル「ビール」を名乗っても文句は言われまい。難点は強い割にすぐ抜けてしまう炭酸で、最後の方になるとただの苦水になってしまうのが飲み干すのにややきつく感じる。

評価および一言コメント:★★★★☆ 禁酒中の代用品としても是非



番外編:ホッピー (ホッピービバレッジ株式会社)


これはそもそもビールを名乗ってないので番外だが、アルコール抜きのホッピーも冷やして飲めばなかなかいける。味わいは最も豊かでコーヒーを思わせる苦みとコクは個人的には嫌いじゃない。これはこれであり。

評価および一言コメント:本社は赤坂二丁目って知ってた?


5.04.2017

トグルスイッチをお手軽に

我が家の壁の電気スイッチを全てゾルボンヌ印のトグルスイッチに交換したのは4年前の夏の日のこと。品質には何の問題もなく、パチンパチンという小気味いい感触は取り付けた日から何ら変わることはない。メカニカルキーボードや手巻き腕時計やマニュアルトランスミッションが好きという感触フェチの気がある方には自信をもってお勧めできる一品。
販売代理店のR不動産toolboxでは出張工事の手配なんかも請け負っているのだけれど、そこまで本格的にではなくてとりあえずどんなものか試してみたいとか、賃貸なのでそもそも工事が無理とかいう人にお勧めなのが最近Pinterestで見つけたこれ。


一見したところは本格的なトグルスイッチ…


実はスイッチプレートを外して代わりに取り付けるだけのお手軽施工。

モナカモナカ


元のスイッチはそのままで、プレートの代わりに取り付けた箱のトグルスイッチにつながった内側の棒で間接的にスイッチを操作するというナイスアイデア。これなら電気工事士を呼ぶ必要もなく自分で工事できるし、いつでも元の状態に復旧できる。
いいねこういうの。ただオリジナルのスイッチを生かすためにトグルスイッチは当然上下でなく左右に動かすことになるのがやや不自然であるのと、構造から推測するにスイッチの感触もパチンパチンというよりはポコンポコンとしたややソリッド感に欠けるものであるかもしれない。そこはそれ、お手軽施工が本格施工に敵う筈はない※1ので割り切るしかないが、でもこういうアイデアは好きだね


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※1 「敷くだけフローリング」が張ったフローリングには決して及ばない(双方を施工した経験から断言できる)のと同様。

3.21.2017

家を買うことは投資か

発展著しいムサコのタワマン群。本文と画像は関係ありません。多分

別にタワマンをディスりたい訳ではないのだが、なんといってもこれまで人類史に存在しなかった形態の未知の住居であればこれから起こるであろう出来事もすべて未知の出来事、起きる問題も未知の問題。
なので単純に興味深いというだけで他意はない。

で、今回興味を惹かれたのはタワマン住民の意識調査について書かれたこの記事。
内容を要約すると、

・タワマン住民の多くは初めから一生住むつもりはなく、買い替えを計画に入れた上で物件を購入している
・購入者は古くなったタワマン物件がババ抜きのババになるリスクをしっかり把握していて、住居として「美味しい時期」が過ぎたら早々に足抜けすることを視野に入れて購入している

なるほどね。
であればその資産価値に敏感にもなるだろうし、資産運用の一環として住居購入を考えればそもそも買ったほうが得か借りたほうが得かというレベルから真剣に検討するだろう。
購入派と賃貸派の終わることなき論争やそれをテーマにした記事が専ら金勘定の話ばかりで、住みたい家に住むことで得られる充足とかQOLの向上とかいう視点が置き去りにされているのに常日頃から違和感を感じていたのだが、タワマン購入者およびその予備軍を想定して書かれているとなればこれも合点がいく。

そもそも家を買うのも資産運用の一環ととらえれば、そりゃあ自分の好きな家に住みたーいとかそんなセンチメンタルなことは言ってられない。絶えず相場をチェックして売り時になったらすかさず売る。値段が下がる前に売る。
損しないように。
資産価値が下がるから我が家であっても内装には手を付けず、出来れば画鋲の一つも打たず、出来るだけ買ったままの状態を綺麗に保つことをテーマに日々を送る。
損しないように。

それはそれで賢い生き方なんだろうしそれを否定するつもりは毛頭ないが、であればやっぱり賃貸でいいんじゃないのと思ってしまう。注文で家を建てる人の多くは理想の住まいに対する思い入れがあって、その実現を目指して建築事務所の門を叩くのだろうけど、それとは対極のクールでスマートでドライな住宅観がそこにある。

家は資産。家を買うことは投資。買い時になったら買い、売り時になったら売る。
賢いのかね。賢いんだろうね。


2.22.2017

行きはよいよい帰りはこわい

タワマンは土地面積当たりの戸数が多いためにコスパが高い、と思っていたら大間違いかもしれないと思わされるこの記事。タイトルが些か挑発的だが、東京人がどうかは知らないが成金イコールタワマンのイメージは確かにあるかも。
我が身を振り返れば、真剣に検討するまではいかなかったがまだマンションリノベを中心に家づくりを検討していた初期段階において、予算と地域で検索して城東地域のタワマンがヒットしたことがある。駐車場代が高いのと外に出るまで延々とエレベーターに乗らなければいけないのは耐え難いという理由で早々に選択肢からは消えたのだが、その時はこの記事に書かれているような維持の困難さを認識していた訳ではなかったので、まかり間違えば今頃タワマンの住民であった可能性もゼロではない。まさか日本の建築技術の粋を集めたタワマンに住んで雨漏りに悩まされるとは夢にも思わない。危ない危ない

マンションでも家でも車でもピカピカの新品でなくなってからの方が遥かに長い。供給過多で値崩れして住民の質が下がり、資金不足で大規模修繕もままならなくなったタワマンはどうなるのだろうと他人事ながら心配になる。最悪は九龍城かヨハネスブルグのポンテタワーのようになるかもしれない、今後労働者人口が激減する(25年後の東京では三人に一人は収入のない65歳以上の年寄りになる)我が国においてそれは決して杞憂ではない。

2.21.2017

無印の家はどうだ

10年以上前に木の家から始まった無印良品の規格住宅も窓の家から最近は狭小住宅専用プランの縦の家がバリエーションに加わりラインナップもほぼ完成、最新のスケルトンインフィル工法の木造住宅で自由度も高い。値段も住宅メーカーに比べだいぶ抑え目で、これはいい。
恐らくは事業としても成功しているのだろう、最近の無印はマンションリノベにまで手を広げていて、これもいわゆるマンションリフォームとは一味違うこざっぱりとしたセンスがなかなか好評。
ありきたりの建売やこてこてのマンションリフォームは嫌、だけど建築事務所探しから始めて一から考えるのも面倒くさいという、恐らく大多数を占めるライト層にはうってつけ。無印のセンスが嫌いという人でなければこれはお勧めできる。個人的には、家づくりの際の候補の一つでもあった木の家がやっぱりいいかな。
建売に飽き足らない層のニーズをこういう新興メーカーがかっさらうようになったら個人でやっている建築事務所はますます苦しくなるかもしれない。

ただし問題が一つ、この家に住んだからには家電を無印でそろえる訳にはいかなくなるということ。無印家電は割と好ましいセンスのものが多いだけにこれは苦しい。
なぜ無印の家に無印家電はダメだって?だってダサいでしょそういうの。靴からチノパンからポロシャツからキャップまで全身ラルフローレンのお父さんを見たら「うわぁ…」てなるでしょ。それと同じ。
無印は悪くない。悪くないどころかいセンスいい。だけど家から家具から家電から何から何まで無印でそろえた途端にローレンでキメキメの残念なオトーサンになっちゃう。これが難しい。


1.25.2017

噂の超豪邸

同じ区の中に少し前から売りに出されているこのスーパー大豪邸
歩いていくには遠いが自転車ならそう時間もかからない場所に立つこのお家、そのお値段は

47おく5せんまんえん!

むりむりむりむりかたつむり。例えタダで譲ってもらっても維持できない。
固定資産税だけで年収何年分だこれは。
仮に固定資産税の問題がクリアできたとしても余暇は全て家の掃除と手入れで終わってしまう。家を維持するためだけの人生だ。

いやーいろんな意味で羨ましくないわこれは。
それに…建て替え前の広い庭と数寄屋造りの和風住宅の方が余程魅力的に映る。

何で壊しちゃったのかなあ。勿体ない

1.24.2017

一つ屋根の下で

他人と住むなら、何より求められるのは協調する意思。
時には個を抑えて全体の意思決定に従うことも求められる。
全体より己のエゴを優先させる住民が次々と出てくると、行き着く先はぞっとするようなバッドエンド。

自分が大金を叩いて手に入れた住まいの行方を自分で決められず、運を天に任せるしかない理不尽。
戸建ては戸建てで苦労はあって、何より全てを己の器量で何とかしなければならないという厳しさはあるけれど、自分の家であればそれは当然のこと。集合住宅と戸建てはどちらも一長一短あるが、やはり自分には戸建てが向いているとつくづく思った冬の夜。



1.16.2017

おじさん進化論

Ⓒところてん氏


最近ツボに嵌まったのがおじさん進化図に関する一連のツイート。

面白い。ぐうの音も出ないほど面白い。
そうかー自分は自転車おじさんでバイクおじさんで一眼おじさんかー。派手に枝分かれしてヒドラのようだ。ヒドラおじさん。もしかして近々ボルダリングおじさんにも分岐するかもな
しかしいずれもそこから先には進化しそうもないな。あと蕎麦打ちとか陶芸とかそっち方面には進化しないんだなきっと笑

良くできている樹状図だが、家づくりブロガーとしては是非一つ枝を加えたい。

若者→DIYおじさん→家づくりおじさん 

の系統を。
S氏のクライアントにはどういう訳かこの進化系統に属するおじさんが多い。
なぜかは知らんが

12.08.2016

試される大地

近所の不動産屋に張り出されている物件ビラは通りがかるたびにチェックしている。もちろん買うためでなく、時々出てくる面白い物件をチェックして、自分だったらどのような家を建てるだろうと考えを巡らすという趣味。
例えばこんな土地にガレージハウスを建てるとしたら


S氏に挑戦

こういう極端な土地であれば木造で十分なスペースと強度を確保するのは難しいだろうからRC壁式構造しかない。台形の家にして西側に大きく開口部を取り一階は小型車一台分のガレージ。一階はそれでいっぱいいっぱいなので玄関は二階。南側に余った土地にらせん階段を設け、各階へのアクセスはすべて外からとする。
らせん階段は大物家具は通せないので家具は各階の西側に設けた大きく開く窓から搬入。予め壁に滑車を設けておき、ロープで吊ってするすると。
容積率300%なので四階建てで行ける。建坪6坪延床24坪、四階建て屋上つきのなかなか魅力的な家ができる筈だ。ただし年寄りが住むにはきつい家だろうけど。
求む挑戦者。


12.06.2016

LWH003はライトウェイトハウスのスタンダードとなるか

S氏に誘われて11月最後の週末にLWH003を訪問。
LWH003:立川の家はLWH002から五年ほどの間をおいて建てられたLWH003シリーズ最新作だが、完成からほぼ一年を経過したところを訪問した今回でLWHの新たな標準形が見えてきた。



確かに近い色

LWH003の外壁は家族の一員であるロシアンブルー(名前はジジ)の毛並みに合わせたグレー色。周囲の家と比べてもコンパクトなサイズと相俟って控えめな佇まいのLWH003だが、中に入ればその印象はいい方向で裏切られる。
ドアを開きモルタル仕上げの玄関をあがるとほどなく階段。LWHの基本間取りではデッドスペースである階段は端に寄せて出来るだけ大きなモノスペースを確保するのを優先していたが、LWH003ではそれをあえて家の中央に据えることで、大空間の代わりに廊下やドアで仕切らなくとも周囲に自然に分けられる複数の空間を持つようになった。確かに複数の住人が住む家としてはこちらの方が有効である場合も多いだろう。
LWH003では南側の空間の真ん中に造作したキャビネットを置き、ご夫婦と小さな子供一人に丁度いいサイズのダイニングとキッチンとの二つに分けていた。自由度が高く、生活環境の変化に応じどのようにも出来る。




二階建てである筈のLWH003の二階からはさらに上に向かって階段が伸びていて、その先にはロフトというより小部屋と呼ぶのが相応しい十分な高さと広さを持ったロフト階が広がっている。
高さ1mにも満たないLWH002の物置ロフトとは違って立派に部屋として機能する広々としたロフトの恩恵で、LWH003は登記上の床面積こそLWH002とほぼ同じだが実際にはずっと広く感じられる。
というか事実広い。

コンパクトな外観からは想像がつかないまさかの三層、その要となる存在感のある階段がこの家のアイコン。添えられた目隠し用の杉材の縦格子が空間を上下に長く見せ(縦縞の服は着る人を長身に見せるのと同じ)、内部のスケール感を引き立たせるのに一役買っている。


ちゃんとした階段がロフトまで続く

裏から

ロフトまわりのダイナミックな造形とこちらを見つめるアルパカ

天窓はロフト階と二階のあかりとり

ちゃんとしたロフト階のちゃんとした窓

リビング天井。抑え目な照明がいいセンス

内装はS氏お馴染みの無垢無塗装の杉材。
杉を白木のまま用いた清楚で簡素でどこか和を感じさせるスタイルはS氏が得意とするもので、利休好みならぬS氏好みと言っていい。
足すのは容易だが削るのは難しい。物足りなさを感じるぎりぎり手前で止められている抑制の美がS氏の手掛ける家の特徴でもあり、白木の杉だけが持つ清浄な雰囲気は確かによくマッチしている。この風情を活かすならば白木は白木のままで手を加えず自然に使い続けるのがいいだろう。どこかのなんとか002の家主のように階段(あれは杉ではないが)を塗るような余計なことはしない方が無難。しかもあいつまた塗ったらしいぜ(えっ)


床材は厚さ一寸幅七寸の堂々たる杉板。子供の手と大きさの違いに注目

まとめると、控え目な外観からは意外なほど広い内部空間を自然かつ合理的に分け、内装は楚々とした杉材仕上げで床には厚さ一寸幅七寸の杉板を贅沢に使い、住人は小さな子を含む家族とペット。
外観・内部構造・内装から住人に至るまで、これこそS氏の唱えたLWHの標準形となるべき家ではないだろうか。一作目二作目と本来の想定と違うおたくの独身者用の家が出来上がってしまい妙な色が付きかかったLWHシリーズだが、三作目にしてようやく標準的な作例が出来てS氏も愁眉を開いていることだろう。実例ができたことで家族が住む家としてのイメージが湧きやすくなったこともあり、これで悲願の三桁達成に向けて受注が加速するに違いない。多分ね



LWH003ご主人が手ずから設置した温風器ユニット。パクりたいアイデア


なおLWH003の家づくりは典型的な夫唱婦随型。DIYにも前向きなご主人がこの家のイメージの源泉のようで、この点で婦唱夫随型のsatosatoとは全く対照的なのが面白い。satosatoではアイデアを出すのは主に奥様で、旦那様はそれを承認しつつ年末の忘年会でPPAPをやるという役割分担。世間一般ではどちらが多いのかしらん


11.20.2016

マンションでも無垢の床

おやマンションで無垢の木の床というのは珍しい。


庭があるぞ…やはり一階か。


マンションにおいて無垢の床がなかなか採用されない最大の理由は恐らくその遮音性の低さ。
今時流行りのデザイン性の高さに針が振れているリノベーション※1では逆に無垢の床が積極的に採用されていたりするが、それ自体は好ましいとしても果たして音振対策はきちんとされているのか。
リノベの対象となる古いマンションはただでさえ現代基準に比べスラブ厚が薄く音振が響きやすいという弱点を抱えているのに、その弱点をさらに助長するような無垢の床だの土間の床だの後先考えずカッコ優先でやってしまって大丈夫なのか。…この辺の懸念は確かS氏も書いてたな。

なのでスタンダードなリフォームでは無垢の床は採用しないか、したとしてもこのように下への騒音を気にする必要がない一階に限るかといったところなのだろう…
と思って調べてみたら、現在ではマンションにも使える音振対策を施した無垢の床もそれなりにあるようで。
通常のフローリング材より値段は張るものの、この業者などラインナップに杉も揃えていてこれならS氏(主な生息域は杉林)のお眼鏡にも叶う…かもしれない。

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※1 中には『こんな監獄レストランみたいな部屋にしてどうすんだ爺さん婆さんになっても住むんだぞおい』と思ってしまう事例もないではないが、基本的には味も素っ気も脂っ気もないフツーの「リフォーム」よりずっと好ましい