2015年2月27日金曜日

志のあるところに



以前のエントリでも触れた、文鳥堂書店跡地に開店したかもめブックスの話

こだわりとポリシーがある人が作る店が面白いのは必然。
通勤路から面白い店がなくなるのはつまらないので、皆様も神楽坂にお越しの際には是非お立ち寄りを。
神楽坂といっても神楽坂の果てだけど笑

2015年2月24日火曜日

ちょこダイな照明(夜)

1.ビンテージクロックを手に入れた。
2.壁に掛けた。
3.暗くてよく見えないな照明を追加しよう。
4.せっかく照明を足すのなら合板の壁もなんとかしよう。

という順で辿りついた壁板張り工事。
3の時点で、以前目にしたこの吊り下げ照明が真っ先に頭に浮かんだ。そうだあれを上から通せば面白い感じになるぞ。測ってみるとアームの長さも丁度いい。

壁板張り工事を終えると早速ブラケットの取り付けに掛かる。
角の柱の出来るだけ高い位置にブラケットをボルト留めするとアームを回し、コードの長さを調整して真鍮のソケットを杉材の間から通し、下から電球を差し込む。
スイッチを捻れば、果たしてイメージ通りに表情が一変。照明って面白い

杉の角材がランプシェードのよう
オークの硬質な木目が映える
時計も良く見えるでよ

ちょこダイな照明(昼)

なんだこれは?

吊り下げたコードが
上から下へ



答え:照明



階段部分に電源が無いため、照明を追加しようとしたらこのような形にせざるを得ない。
とはいえそれが逆に奏功して、二階から中二階部分まで縦に貫通するコードの存在で小さな家にスケール感が出て、ちょこっとダイナミックな面白い趣を出している。

たとえ電気代がかかろうとエジソン球以外の選択肢はないのね

おなじみR不動産toolboxから調達。見れば見るほど、このために誂えられたような一品。
お誂え向きとは正にこのこと



2015年2月18日水曜日

正解はどっち

小春日和の寒晴れの週末、我が家に久々にS氏とsatosatoのTさんご一家、こちらはお初のLWH001のYさんが見えられて遅い新年会。いや日付的には旧正月※1前の忘年会というべきか、それとも建国祭か※2。ともかく飲みかつ食べる。
お招きしたのはこちらなので勿論手ぶらで構わないのだが、皆様手に手にお土産を携えてやって来る。ビールとかスパークリングワインとか地酒とか。あー有難い実に有難い。
当日の様子はS氏のブログに譲るとして、席上のS氏からは久々のLWH第三号がもうすぐ着工、しかも今度は一家の住まいになるというニュースが発表される。
LWHの元々のコンセプトは「50平米で家族が無理なく生活できる小さな家」であったにもかかわらず第一号第二号と立て続けに野郎のアジト的住居となってしまったことに胸を痛めていたであろうS氏も、第三号にしてようやくコンセプトにぴったり当てはまる施主が現れたことに愁眉を開いたことだろう。折角シリアルナンバーを三桁で取っているのだからこれで製作ペースに弾みをつけて、何とかS氏が現役でいる間に三桁までたどり着きたいところ。えーと四半期に一棟のペースで二十四年後にLWH100か。楽勝楽勝

小屋裏を作ってくれろと泣く子かな

宴席において用意された酒を終了までにきっちり飲みきることはまずないのだが、今回も例に漏れず結構な量が手付かずで残った※3
手付かずで残った酒はS氏とYさんのビール、Tさんのスパークリングワイン。
このような時にはいつもどうすればよかったのか悩むことになる。いかにも贈り物然としたYさんの手土産は別として、それ以外にいただいた酒は先に開封して供した方が良かったのか。しかしそれではいかにも人の酒を当てにしていたようであつかましくはないか。
だが結果として手土産の酒が開封されることなく手付かずで残ってしまったであれば、ゲストは皆で飲むつもりだったかもしれない酒を、あつくかましくもホストが独り占めしたことになってしまうのでは。
それならいっそお帰りの際にゲストへのお土産として持たせた方がいいのか、しかしそれは貰ったものを突っ返す大変失礼な行為になるのでは。

という感じでいつまで経っても結論が出ない。正解はどれなんだーなんだーなんだー(フェードアウト)


T家R嬢の力作・LWH002のゲート

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※1 今年は2月18日。
※2 今年は建国2675周年。
※3 食べ物は綺麗になくなったというか明らかに量が足りないという大失態、お取り寄せをもう一皿追加しておけばよかったと反省することしきり

2015年2月15日日曜日

シャビーな壁掛けフック(シックかどうかは知らん)

何やかやと自ら手がける箇所の多い我が家。だが世間にはDIY無関心派を通り越したDIY否定派もいらっしゃって、それらの意見を集約すれば「既製品買うか業者にやらせるかした方がずっと早いし出来もいい。そんな事に時間をかけて節約したつもりになっても時給換算すれば結局損してる。バカの所業」と辛辣な意見をかます積極否定派と、DIYの醸し出す素人臭さ、拙さ、チープさが貧乏臭くて嫌だという消極否定派に大別できる。
前者に対しては半分以上趣味なんだからほっとけ(趣味に生産性を期待するほうが貧乏臭い)と言って終わりだが、後者の意見も言わんとするところは良く分かる。自分にしたところで、地域に一人くらいいる変わり者のおじさんが一から十まで自分で拵えて、壁に変な張り紙がべたべた貼ってあって屋根にマネキン刺さってるみたいな、ゴミ屋敷だか秘宝館だか分からないような怪しい風体のセルフビルドハウスを見ても全く素敵とは思わないし。
それは極端な例としても、出来の悪いDIYは家の雰囲気を壊してしまうので嫌だというのは分かる。であれば出来の悪いDIYでも雰囲気を壊さないような家であればいい訳だ。例えば自分で貼って皺が寄ってしまった壁紙は誰がどう見てもみっともないだけだが、自分で塗ってムラムラになった塗り壁はそれも味と強弁解釈することができる。ツルピカのホテルライクなインテリアにボロっちい工作は場違いなだけだが、初めからシャビーな味のある内装であればボロさが浮き上がる事もない。
ということで、そういうのが好きな人は家を建てる時からそういう作風が得意な建築士さんを選ぶのがいいと思う。人それぞれで得意な作風というものがある。雑誌なんかでよく紹介されていたりする、内装は床も壁も天井も真っ白で研究室か現代美術か2001年宇宙の旅かみたいな家、あんなのはもう素人が手を出しようがないからね※1


前書きが長くなったが、ということで今年に入って一発目の家作りはシャビーなDIY。風呂から上がっても着替えの置き場もないと文句を言われたことを思い出し、洗面脱衣場にフックを拵えた。
まずはアンティーク屋さんから調達した適当な古材(30年代の米国の家から引っぺがしたもの)に、


これまた30年代の、丁度いいサイズのアンティークのフックを並べてみる。
本来は鎧窓に逆さに取り付けられていた開閉取っ手らしい。どんな家に使われていたのか、狭い間口の都会のアパートメントの窓だったのか、田舎の一軒家の二階あたりの窓だったのかと思いを馳せることが出来るのもアンティークパーツのいいところ。まあ興味ない人には全く興味ないことだろうけど


何か良さげな感じなのでネジ留めする。本当はマイナスねじを使うべきところだが、丁度いいサイズのマイナスねじが売っていないので仕方ない※2
場違いにギラギラ光るビスの頭には予めアンティークホワイトを塗っておく。

皿ねじを使うなんて野暮なことはしない

あとは壁の裏の間柱にネジ留めしておしまい。さあ思う存分パンツでもシャツでも掛けるがいい。

石膏ボードの裏に隠れた間柱の探知には下地チェッカーが大活躍


所要時間は一時間足らず、コスパ厨もこれなら文句はないだろう。
それどころか、インテリア屋さんでなんちゃってアンティークな壁掛けフックが結構な値段で売られていることを考えればこれは十分売り物になる(確信)。好きな人は好きなんだなこういうの。売らないけど。


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※1 逆にシャビーシックは貧乏臭くて嫌という人(嫌いな人は大抵そう言う)には向いている。そういう人は出来るだけ新品の綺麗な状態を維持することに重きを置くタイプなので、そもそも家の改造には興味を示さないだろうが。
※2 プラスねじの歴史はマイナスねじに比べれば圧倒的に浅く初登場は30年代。今回の組み合わせは年代的にぎりぎりセーフか

2015年2月6日金曜日

階段ボックス板張り(3) 塗っておしまい

おすぎです。このオーク大好き!塗っておしまい!

ではなくて「塗ってお仕舞い」。

杉とは違い、なまっちろい素の表情のままではどうにも物足りないのがオーク。
そこで着色するのだが、通常のペンキではせっかくの木目を塗りつぶしてしまうので好ましくない。塗料であればステイン系。今回は馴染み深い「匠の塗油」の顔料入りのタイプを使用してみる。
色つきとはいえ塗料として見れば甚だ頼りなく二度三度と塗りこまなくてはなかなか色づかないこの油だが、逆に木目を活かしたいときにはうってつけ。
階段ボックスの外側は白い杉のフレームとの調和を考えて薄めの色を用いることにして、荏胡麻99%の色つき油「匠の塗油 赤錆色」を塗りこんでみる。
結果、


うーむ。
張る前の合板の色に近いせいか…



張る前とあまり印象が変わらないなと。
この色は今一だったか。

今一だったか。なんて大した落胆もないのには理由があって、色が良かろうと悪かろうと、どのみち外面はソファやらなにやらでその殆どが隠れてしまうのは分かっていた(苦労しがいがない場所ではある)。したがって外側は割とどうでもいい。今回の主役は内側。

内側面はこれから追加する照明に間近で照らされる事を考慮してより濃い色を。ここには古材テイストな色合いが特徴の「匠の塗油 久米蔵色」を三度塗り(こちらは色つきでも荏胡麻100%)。
結果、

追加照明はエジソン球
いい感じに木目が浮き上がった。
ここはこの色で正解。そして狙い通り、夜はなかなかいい感じに。
ただのつまらない暗がりが今では家の中のお気に入りスポット。しかし年内に片付いてほっとしたね(年越しの十日前に完了)。