2012年2月29日水曜日

旅から戻ってまずした事は

旅の間を通して守るべき主人の足(右足の甲とアキレス腱)を散々に痛めつけてくれたろくでもないブーツを脱ぎ捨ててゴミ箱に放り込む事だった。

「デッドストックの旧い仏軍ブーツ」…ごついアンクルストラップを備えたその褐色のブーツはいかにも頑丈そうな見てくれで旅用にうってつけだと期待したのものだが、防水性が皆無である事を露呈しただけでなく水を吸ってギプスのように固まって縮まったそれはもはや靴というより只の拷問具。絶えず鉄の環で足を締め付けられるような痛みに苛まされ、最後の三日間は殆ど足を引き摺って歩きながら、やはり古い革は駄目だと身をもって思い知った痛い教訓。

これだけ辛ければ普通は現地で買い換えるものだが…日本に戻れば靴は十分足りていると思うと、残り三日何とか我慢しようとか思ってしまうんだよなあ。只のケチとも言う。

2012年2月17日金曜日

出発前夜

今日くらいは早く帰ろうと思いつつ、やはり今日も遅くなる。
外れた天気予報を恨みつつ小雪舞う中を帰宅すると自転車をフックに掛け、玄関をくぐって二階へ。
抱っこをせがむ居候を引っ掴んでケージからバスケットに入れ、バスケットをバッグに入れ、ここらへんで少し思い直して居候を取り出してひとしきりもふもふし、またバスケットに戻しバッグを提げて駅へ向かう。
東大和市駅まで一時間強、駅前にはお世話になっているペットショップの主人が待っている。
バッグを渡すと来た道を引き返し、再び玄関のドアを開ける頃は日付が変わっている。

居候のケージとトイレを掃除し、もう片方の居候の水を替え、残りの荷造りを仕上げ、デジカメのバッテリーを充電し、何通かメールを書き、ネットから到着日のホテルと現地移動のSAS便を予約し(今頃かよ)…
ああ寝る暇無いな。ていうか寝たらヤバそう、寝坊の予感がする。寝るのは飛行機に搭乗するまでお預けだ。うんそうしよう。あ、晩ご飯食べなきゃ。


2012年2月13日月曜日

旅支度など


五年ぶりの夏休みに向けて旅支度など。
把瑠都の初優勝に沸き立つ(嘘)バルト諸国には初めての渡航になるが最後はパリで締める。相棒はいつものD200。
旧式化著しく最早話題に上ることもなくなったD200はこれが恐らく最後のご奉公。次はD800か、それとも型落ちとなって値段の落ちたD700か。動画機能とか要らないし、憧れのフルサイズを堪能するならD700で十分かも。差額でチケット代が出る。


「行って何するの」

「いやフラフラするの」

「…何でわざわざそんな寒いところに」

「把瑠都優勝で今、バルトがアツい!」

「…。」

「今、バルトがアツい!」

「(無視して)大寒波が来てるみたいだけど?」




え。



トゥインゴだな


これはピンチか。


2012年2月12日日曜日

リフォーム要る?



間取り図がついた家やマンションの物件チラシを見るのが昔から好きだった。自分の家を持った今でもつい手に取って見てしまう。
特に中古物件が興味深い。この辺の場所でこのくらいの広さでこの階だと新築時は大体この位、築何年でこれだと結構値段が残ってる方だなとか、結構安いのは駅遠のせいかなとか想像するのも面白い。
しかし残念なのは、チラシを作るほど気合を入れて売り出されているマンションは例外なく「フルリフォーム済」である事。

フルリフォーム…やっちまったね余計な事を、と思ってしまう。
現状ママでは売りづらいと考えるのは分かるが、新築と同じように見せるリフォームをしてみたところで所詮中古は中古、新築には敵わない。新築に似せることを目的としたありきたりのリフォームを施して「新築みたいでしょ、でも安いでしょ」という売り方をするのは、中古マンションを求める消費者を専ら「新築に手が届かない人」と些か安易に想定しているからだ。しかし今日日の消費者にはそういう人ばかりではない。オリジナリティを求め敢えて中古を選ぶ層は確実に存在する。

所詮中古は中古、ならば中古である事を隠そうとするよりも、新築には真似の出来ない事を売りにした方がいいのではないだろうか。即ち、買った後で好きなようにリノベして下さいというスタンスで完全なドンガラ状態で販売するのだ。他にない珍しい売り方であれば記事になるかもしれないし、そうなれば無料で宣伝効果も期待できる。リフォーム代分売り出し価格を低く設定できるし、何ならリフォーム会社と提携して紹介料をとってもいい。
マンションを買うのにわざわざ余計な苦労をしたくないという消費者が大多数である限り「新築そっくりリフォーム」は主流で有り続けるのだろうが、こういう売り方をする物件が中古市場の一割でも存在すればもっと選択肢が増えて面白くなるのだけれど。どこかやらないかなあ。横並びの事をしたって横並びな成果しか期待できないよ。

家を建てようと思い立つ前に見た中古マンションが、正にそういった珍しい物件だった。
管理が良好なので定評のあるマンションの最上階、天井から床から剥き出しの完全なスケルトン状態。少し狭いが値段もかなり安く、駐車場の空きはないが付近にタワー式駐車場がある。
これは…と色めきたったが「ペット不可」の一点が引っ掛かり断念。それがOKであれば今頃この家は建てていなかっただろうと思う。あーそう考えると家の居候もあながち無駄飯喰らいとはいえないか。意外に恩人、いや恩獣。

2012年2月7日火曜日

わるもの

自転車での通勤コースは一部でスクールゾーンを通過する。そこで遭遇する母親に手を引かれた児童の集団には要注意、子供は思いもかけない行動をとるので、細心の注意を払って慎重にパスする必要がある。
思いもかけない行動とは突然歩く方向を変えたり走り出したり、
こちらを指さして「ワルモノ~」と叫んだり

わははは悪者か。うむ、確かに黒づくめでサングラスも掛けてるし、「イイモノ」か「ワルモノ」かで言えば明らかに「ワルモノ」の方だよなあ。というかあんな年端もいかない子供のうちから黒=悪い色と刷り込まれているものか。次の機会は是非全身白づくめで白い自転車で走り抜け「イイモノ~」と叫ばせたい。日の丸を背負って登場し「アイコク~」と叫ばれるのもいいな。


2012年2月3日金曜日

冬の八戸

スーツにコートに足元はホーキンスのブーツという出で立ちで回った東北出張。
さすがに八戸まで北上すると明らかに日本語が変わり、現地の人と会話しても一度で聞き取るのがなかなか難しかったりする。見た目ダンディなおじさまでも口をついて出るのはズーズー弁というギャップが映画の吹き替えのようで面白い。一応家ブログなので付け加えると、住宅は冷気の侵入を防ぐ為の北国独特の二重玄関が多かった。以上。

昼も夜も立ち食い蕎麦、最終の新幹線で八戸入りという慌ただしいスケジュールでも温泉だけは堪能する。飯食う暇はなくても温泉だけは意地でも堪能。ついでに朝湯も堪能。どんなに体を温めても最高気温マイナス4度の地を歩き回ればすぐに口が回らなくなるほど冷えきってしまうのだが。ていうか歩いてる人間なんか自分以外に誰もいやしない※1。まあ面白かったけど。

長苗代駅。無人なのはともかく、風よけもない吹きっさらしのホームは客を凍死させる気か。

寒い地への出張から戻ると、次はさらに寒い地への旅行が待っている。
実に5年ぶりの長期休暇。この冬は色々とお楽しみが多い。

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※1 当然みんな車で移動する。